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読書日記(4)

こんにちは、村崎沙貴です。読書日記第四回。今回は、noteクリエイターのゆくもさんが作成の全てを担うオリジナル児童文庫「ゆくも文庫」から「放送中のくろごさん」を紹介します。
全文がnoteで公開されているので、気になる方はゆくもさんのクリエイターページへ。

あらすじは

部活クラッシャーの男の子と、1人3役で放送部を守る女の子のお話です。

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王道の部活ストーリーではありながらも、なんだか新鮮でした。平凡とはとても言えない要素があるのにそれがとても自然で、ひとつひとつの展開はワクワク感があるのに現実でも真似できそうな部分が多くて。面白い作品になるほど(私には)ありがちな、「読後に現実世界とのギャップに絶望する」ということがありません。実際にもう実現不可能なことでも、「あの時、あんな風にすれば良かった!」と悔しくなりつつもそれが何故か気持ち良かったです。
黒衣さんの「放送室なら声を出せるんだ。」って部分、すごく共感できます。実は私も元放送部員なんです。部活以外の場所では不思議なほど声が出なくて。さらに、私は色々あって声を出すことが大嫌いでした。ここは黒衣さんと違いますが。それでも原稿を読み上げるのは楽しくてたまらない。あの時の気持ちがよみがえりました。
細かい部分ですが、放送部の活動、以外とハードなんですよね。ここも共感できました。ちなみに私の学校の練習メニューは発声練習の他に腹筋、背筋、ランニングがありましたね。

少し前を思い出して自身と重ね合わせながら読みましたが、放送の経験がなくても楽しめる内容です。