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自由詩: 道路際のパンジー

こんなところにパンジーが咲いている
水も肥料も何にも与えていないのに
今まで、気が付きもしなかった

一輪だけの小さな花
濃い紫色をしている
六月も下旬になり
鉢植えのパンジーの花は既に枯れた

自宅前の道路と私有地の境目
小さな割れ目から大きくなったのか
どこからか種が飛んできたのだろう
土、水など偶然のめぐりあわせ

懸命に生きているのだろう
いつまで咲いているか
そっと見守ってやりたい


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