不細工に咲いている花
近所を散歩しながら。
ある一輪の花を見つけた。
その花は、
少し斜めだし。
色がくすんでいるし。
花びらの大きさがバラバラで。
所々虫に食べられている。
それを見て。
「不細工だなぁ」と感じた。
「綺麗じゃないな」と感じた。
そんな時に、花が語り掛けてくれた。
「今の僕があるまでに、あったことを教えてあげる」
お母さんが、苦労してようやく種である僕を産んでくれた。
種の時には、鳥に食べられそうになりようやく生き延びた。
自分以外の種たちは、皆いなくなってしまって。
寂しい思いをした。
何日かするとうまく風に乗ることができて。
柔らかそうないい土が、見つかってようやく居場所を見つけた。
それから少しづつ芽を伸ばした。
人間にいっぱい踏まれて大変だった。
太陽から光合成をして。
土から水や栄養を吸い少しづつ大きくなった。
どしゃぶりの雨の日もあって。
土に根を張らせるのにすごく苦労した。
すごく強い風の日もあって、何度も倒れそうになりながら。
必死に踏ん張って生き延びた。
葉っぱを虫に食べられた日もあった。
おかげて穴だらけの葉っぱになった。
それで十分に光合成が出来なくなる時もあった。
それでもあきらめず花を咲かせることを諦めなかった。
そうやってようやく咲かせた花。
「それでも僕のことを不細工だと言える?」
「僕の人生を価値がないって言える?」
「僕のことをダメな花だと言える?」
それは、さんざんあなたが自分に言っていることだよ。
そして、本当に自分が不細工で価値がなくて。
ダメな人間なのか?
僕を見て。
僕の人生を見て。
良く考えてみて。
それでも不細工だって言うなら。
それでもいいよ。
あなたが、そう思うのは自由だよ。
ただ本当にそうなのか?
僕は聞いているだけだよ。
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【NO.137】
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