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少年野球③:試合に出る子、出ない子。

息子の所属する少年野球チーム、普段は6年生+5年生の「Aチーム」と、4年生以下の「Bチーム」の2つに分かれて活動している。

いずれのチームも、目指すことは試合で勝つことなので、当然ながら野球のうまい子が優先して試合に出られるが、そこは小学生。野球そのもの以外に大事なことがある。
普段の練習にどれだけ真面目に取り組んでいるか、が勿論大事であるが、もっと端的に言うと、どれだけ「声を出しているか」である。

そう、打席で投手に向かって吠える「オーイ!」、守備位置で打球を呼び込む「バッチコーイ!」、ランナーで出た時の「リーリー!」、それにベンチから試合に出ている子への声援や激励、である。

監督曰く、野球は一朝一夕にうまくならないけれど、声を出すことなら、誰でもできるはず。
でも性格がシャイなのか、これができない子、声を出す勇気が持てないせいで試合に出してもらえない子、結構多いんですよね。。。

うちの息子はパパに似ず?この声出しを積極的にやっているのが首脳陣に認められ、Bチームにあっては新入りながら、夏頃から抜擢されるようになった。

そのBチーム、投打にずば抜けた同級生のキャプテンがチームを引っ張り健闘、昨年秋の区の大会を勝ち抜き、なんと優勝!
うちの息子も、決勝戦でこそ打てなかったけれど、1回戦ではまさか!のランニングホームランも飛び出したし、得意の声出しで終始ベンチを盛り上げて活躍してくれた。
運動音痴の自分には殆ど記憶にない、チームのスポーツで勝つ喜びを息子が早くも体験してくれて、嬉しい限り。

それから時は過ぎ、5年生になった息子はいよいよ、4月からは新6年生と一緒のAチームの仲間入り。
いままで一緒に活動したことが無く殆ど知らなかった上級生、なんと12人もいるし、体格も立派だし、指導する監督やコーチ(みんな6年生のパパ)も、なんだか怖そうな人たちばかり。
子供らしいあどけなさが残るBチームとは、なんか違う雰囲気でなのであります。

Aチーム。6年生の数人はほんとに凄くて、打っては柵越えの大きい当たりをバカスカ打つわ、投げては90~100キロ近い?速球をビシビシ投げるわ、もうレベルが違う。
それもそのはず、ヘッドコーチは甲子園出場経験を持つ筋金入りの方で、その指導はそれはもう熱く、厳しいのであります。

Bチームでの栄冠から一転、かくもモヤモヤ続きの少年野球生活がここから始まるとは、その時はまだ認識していませんでした。。

続きは次回書きます。

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