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少年野球①:少年野球にのめりこんで。。

「野球やりたい」と言う息子が、悩んだ末に地元のチームに、昨年入団。
いまや、我が家は完全に少年野球中心の生活になっている。

息子本人は幸いにも、傍目には結構厳しそうな練習も楽しんでやっているので何よりではあるが、親のサポートは結構大変。。。

少年野球。はい、巷で言われている通り、まさに昭和の雰囲気が色濃い。
基本的に土日祝日は全て、練習か試合。
しかも一日の拘束時間が長い。
パパ達はコーチ役のほか、自家用車での子供の送り迎えと荷物運び、ママ達は朝早くからお弁当作りに加え、当番でグラウンドに行き子供たちの体調管理の世話。
それに加え、活動日以外でも練習試合の相手探し、グラウンドの予約、遠征の配車検討、会計係。。まさに会社の仕事も顔負け、それはそれは忙しいのである。

私は野球は観戦専門で、コーチはとても務まらないので、都合のつく時に車での送り迎えと、球拾いのお手伝いをするくらい。なので他のパパやママに比べれば「のめりこむ」と言えるほどのサポートはできておらず、申し訳ないくらい。

それでも、毎週末練習や試合に通っているお蔭で、最初は背番号しかわからなかったチームメイトの子たちも、顔や名前、それに性格までわかってきたし、コーチのパパたちやお手伝い当番のママたちとも会話するようになってきて、自分の中ではまた一つ世界が広がった、という意味でのめりこんだ感があるのは確か。

いろいろ思うところはあるけど、泥にまみれ懸命に球を追いかける微笑ましい子供の姿を見れば、大人のつまらないモヤモヤは吹っ飛ぶ。
いいプレーができた時や試合に勝った時は、共に喜ぶし、悔しい思いで涙を流す時は、ガンバレと心の中で激励する。
ちょっと前まで知りもしなかった他所の子供たちなのに、彼らどうしの会話を横で聞いているだけで面白いし、こちらの話し相手になってくれるともっと嬉しくて、親近感を覚えるようになった。
この中から将来プロ入りする子が出てきて、我が子同然に応援できたら素晴らしいな、なんて妄想までしてしまう。

貴重な週末が潰れる、などと安易に片づけてはいけない、実は逆に貴重なものを我々大人にも与えてくれている、と言っては言い過ぎだろうか、と思えてくる。

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