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中学野球①:部活は茨の道?

息子は4月から中学校に進学、野球部に入部。
小学校時代に同じチームにいた2人の友達を含む6人の1年生のチームメイトと共に、野球少年の第2ステージが始まった。

さて中学校の野球部と言えば、昭和生まれの私にとっては「坊主頭の強制」「先輩後輩の厳しい上下関係」「連日真っ暗になるまで練習するスパルタ体質」というイメージであったが、どうも時代錯誤のようである。

最近は、顧問の先生の負担軽減、過度に厳しい指導の自粛(そんなことしたら部員がすぐにやめてしまう)の観点からか、まず活動時間が非常に短い。
中学校にもよるのだろうが、放課後の部活動は週に3日程度、土日祝日は試合が組まれない限り、あっても半日程度しかない。
毎週土日祝日は休みなく、しかもほぼ終日みっちり練習や試合に明け暮れていた学童野球に比べ、正直言って物足りない感じである。

物足りないのは我々親にとっても同様で、学童野球では当たり前となっていた送り迎えや試合の応援に明け暮れた週末(大変ではあったが)は、一気に暇になってしまった。

チームの様子はどうしても気になるので、ある週末の練習日に、こっそり見に行った。
そこで見た光景は。。。

まず、声が出ていない。野球部の練習って、怒鳴り声も出るくらい、もっと活気が無かったっけ?
小学校のチームで無意識にできるくらいまで叩き込まれた息子の声出しが、新入部員にして一番大きかったくらい。
プレーの一つ一つ見ても、きちんと投げる、捕る、動く、という基本動作ができていないことが、素人目にもわかる。
ボールを投げても投げ方がテキトウであっちこっちに行くし、捕球の時もちゃんと動かず横着するから、捕れない。
バッティングも、私から見ても「それじゃまず当たらないだろ」というスイングを繰り返す子が、何人もいる。

顧問の先生は指導しているが、優しい性格のようで、決して怒ったりしない。
みんな笑顔でやっているのはいいが、緊張感が足りないように感じる。
中学から野球始める子もいるし、練習時間が絶対的に少ない上に、この緩い雰囲気ではちょっと厳しいな、と思ってしまった。

正直なところ「ここの野球部は弱い」という話は前々から聞いていて、息子本人もそこは理解してはいたものの、実際に入部して「これで本当にいいのだろうか?」と思い、悩むことになった。

小学生時代のチームメイトや、選抜チームで仲良くなった子のうち、本気で野球を続けたい(多くの場合は父親がそうさせるのであるが)子は、学校の部活でなくシニアチームに入る。
シニアリーグのチーム。ボールも硬球で、元プロの選手が設立し専用の練習場や送迎バスまで持っているチームもあるし、毎週の遠征試合(もちろんガチな勝利至上主義)は勿論、一学年40~50人程度(しかもみんなセレクションを通過した上手な子)の中でのハイレベルな争いが待っている世界。
この他にも、ポニーリーグという別団体のチームもあるらしい。

うちの息子、そこまでの思い入れは無かったのでシニアやポニーのチーム入団はまったく検討しなかったが、せっかくの機会と思い、小学校卒業前に一度だけ、クチコミで知った軟式のチームの体験入団に行ったことがある。
そのチームはまずまず良い雰囲気で、聞いた話ではシニアは今更遅いけど部活では物足りない、という子が中学校入学後にたくさん集まってくるチームらしい。

あくまで高いレベルで野球することを優先させ、その軟式のチームに行くか?
それとも、このまま中学の部活に残って頑張るか?

悩んだ末の結論は。。。

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