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自己実現のためには環境が大切

どう在りたいか、どういう人になりたいかを考えることはとても重要です。
そして、どういう人間で在りたいかが見つけられたら、その次は環境≒職業を決めます。
この時に、消去法や自分のやれることベースではなく、今できなくてもどういう人で在りたいかを軸にして考えると、その後の困難も乗り越えられやすくなるかもしれません。

十七世紀オランダの哲学者のスピノザはこう言っています。
たとえば農耕馬と競走馬とのあいだには、牛と農耕馬のあいだよりも大きな相違がある。競走馬と農耕馬とでは、その情動もちがい、触発される力もちがう。農耕馬はむしろ、牛と共通する情動群をもっているのである。(はじめてのスピノザ 自由へのエチカ 著國分功一郎)

種の違う牛と馬でも、触発される力(情動)が違うと考え方や行動までが違うと解釈することができます。
それだけ環境の要因は重要な要素だということができます。

在りたい自分を考える時に、「自分はどういう人間か」を考えることもとても重要です。
人は周りと比べて自分を見る性質があります。特に自分にない要素を持ってる人を羨望します。自分がどういう人間かを考えずに、羨望だけで在りたい自分を描くと、環境要因の不適合を起こしてしまいます。日頃から自分の感情に耳を傾けて、自分は何をしてる時に喜びを感じて、何をしている時に悲しいと感じるのか、「自分はどういう人間か」考えましょう。

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