3.11

震災から随分経ちました。
私は被災地とはかなり離れた土地に住んでいます。
でも眩暈にも近い揺れがあった。
最初は自分の体調不良かな？と思うくらいゆっくりゆっくり建物が横に揺れた。
あの時の恐怖は今でもはっきり思い出せる。

今日は多くの媒体で3.11について、地震について触れている。
影響を受けやすい私はまだ映像などを直視できなかったりする。
と、いうのも全くの他人事と捉えた知人が映像処理の行われていない被災地の様子を無理矢理動画で見せてきたから。
しかも被害の様子を伝えるたいというのでもなく「見て見て！これすごいよ！」と何故かすごく生き生きしていた。
その人が怖かった。
たくさんの人が亡くなるその瞬間が納められた映像を喜々として見せてくる意味が分からなかった。

被災者でも何でもない私がこうして語ることはすごく烏滸がましいのかもしれない。
実際映像は観たものの、私は全く被害のない地域にいて……心の弱い自分に罪悪感を覚えた。

そんな私が
#防災いまできること
と言えば「忘れないこと」なんじゃないかと思う。
もちろんいざという時に備えての準備は大切だ。
私も3日は自分1人で何とかできるようにという指針に従って準備している。
能登の地震の時に買い足したりもした。
でも絶対に記憶は薄れていく。
何故か「自分は大丈夫」と思う人がいる。
仕方ないのだ。
人は忘れていく生き物だから。そうして心を守っているものだから。
私のネガティブ方面にちょっとばかり良い記憶力で向き合っていきたいと思う。

#防災いまできること