エグいくらいの格差

年末のYouTube生放送で、ジャニーズアイドルグループ、𝘚𝘯𝘰𝘸 𝘔𝘢𝘯の同時接続視聴者数が100万を超えた。これは国内最高記録らしい。

僕の推しYouTuberの年末放送視聴者数は35人だった。
面白かったのに…。

紅白のナレーターは高橋李依だった。
高橋李依といえば、2016年からメキメキと頭角を現し、今や国民的に認知された声優だと言える。
彼女と同い歳で、かつ同じ年に事務所の優秀賞を獲得して入所した声優がいる。石渕菜々美。この声優も、何千人から選ばれたエリートだ。
しかし石渕菜々美と高橋李依の経歴を見比べると、如実に明暗が分かれている。

石渕菜々美が高橋李依の活躍を見たら、めちゃくちゃ嫉妬すると思う。

好きな事を仕事にすると不幸になる

上手くいっている時はいいかもしれないが、上手くいかなかった時は嫌いになる。
アニメオーディションに受からないなら、アニメを観れなくなるだろう。同い歳やスタートラインが同じだったライバルが、遥か向こうの別世界で活躍してるのを見ることになるのだから。

本当に資本主義社会は、格差を生む。
幸せになれるのは上の人間だけだ。

マツコ・デラックスは「アタシもそんなに幸せじゃなくていいから、みんなもそんなに幸せじゃなくして！」と言っていた。幸福の社会主義思想だが、𝘚𝘯𝘰𝘸 𝘔𝘢𝘯の記録や高橋李依の活躍を見ているとマツコ・デラックスの気持ちも分かる。
そういった人間はひと握り、いや…ひとつまみで、華やかじゃない人間の方が圧倒的に多いのだが、そのひとつまみの人間が目に入ってくる機会があまりに多すぎる。

YouTubeのシステムにも、人気のクリエイターが積極的に表示されることが組み込まれている。
マタイ効果や大富豪理論がより証明された。