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山の牧場 まとめ

中山市朗氏が体験した怪談。

不思議だが、非常に長い
文章でコンパクトにまとめようと思っても5000字前後になってしまった。

中山氏が小学校の時、牧場(実際見ると牧場のような場所)に迷い込んだ話。



UFOを撮った同級生

前日譚

これは中山ではなく、知人が中学時代に体験した話(以下、知人と表記)。
「UFO撮ったや〜!」
と豪語する同級生がいた(以下Kとする)。
その時Kは写真を持っていなかったので、翌日に見せる予定だったらしいが、翌日からKはなぜか学校に来ない。
数日して教師からKが行方不明になった旨を知らされた。
 数年後、Kの葬式があった。行方不明のままだったので棺桶は空。Kの両親がけじめをつけるための葬式。
Kが行方不明になるにあたって両親が思い当たる節としては、Kが行方不明になる直前に、スーツ姿で背の高い2人組が家に来たらしい。テレビ番組《逃走中》のハンターみたいな感じだろう。
その怪しげな2人組は家に来るなり「Kに用がある」と強引に上がり込んで、Kの部屋を物色しはじめたらしい。
この時点でお母さん通報しろよ…と思うが。

しばらくして帰っていったが、この時母親はスーツの2人が何をしていたのか、何を持っていったのか、全く把握していない。

しばらくしてKが下校してきたので母親はスーツの2人組に心当たりがあるかどうかを聞いたが、Kにも分からないという。部屋に戻ったKは、荒らされた部屋に驚いて騒いだ。だから通報しようよ…。
そのタイミングで電話がかかってきた。Kが出たが、相手は雑誌社とのこと。
「雑誌社がUFO写真の噂聞きつけてきたんや!」
と、外に出ていったきり行方不明とのこと。

100%事件だろ。

ブラックメン

中山と共に知人の話を聞いていた別の知り合いである木原は、その怪しげな2人組をブラックメンと称した。
少年マガジンの読者投稿コーナーに描かれていたキャラクターを連想したらしい。

その後知人は大学を中退し就職。就職先でこの話をした。周りには全然刺さらなかったが、1人だけ真っ青になっていた。女性だったのだが、なんでもその女性もUFO好きで、過去に北海道でUFOを撮ろうとしていた。
現地のホテルに泊まったが、なんとそのホテルにブラックメンが現れた。
ブラックメンが言うにブラックメンはUFOの研究員らしく、女性が撮った写真が必要らしい。
強引に腕を引っ張って連れて行こうとしたが、女性の友達が「行っちゃダメ!!」と止め、女性が撮った写真を慌てて捨てた。
女性の友達によると、シャワーを浴びている最中、女性が沼のようなものにズブズブと引きずられるイメージが頭の中に浮かんだため、急いで女性のもとまで飛んできたらしい。


広告代理店の社長

中山氏が社長とすき焼きパーティーをする機会があり、その時にブラックメンの話をなんともなしにした。
すると社長が「あれってそれだったの?」という反応をした。
というのも大阪で花の博覧会が行われた時だった。
社長はそこに写真を撮るディレクターを送ったのだが、ある時出張先のディレクターから社長に電話がかかってきた。そのディレクターは会議中でもUFOの話をするくらいUFO好きなのだが、花の博覧会開催中の上空にUFOが飛んでいることを見た。
博覧会の最中にだ。なのに会場の人間は意に介していないとのこと。ああ…チップ埋め込まれてる。とうとう頭壊れちゃった。

その後ディレクターは戻ってきたが、なぜか全くUFOの話をしなくなった。
社長がしつこく理由を聞くと「黒い奴が来た」とのこと。
ディレクターはその後会社を辞めて実家に戻った。
社長が電話をしても、詳しいことは話してくれないままで、ディレクターとの関係は終わった。


ある書籍曰く

メイ・イン・ブラックの噂を聞いたことがおありだろうか。このメン・イン・ブラック(略してMIB)と呼べる男たちはUFOや宇宙人の関しての情報を持つ重要証人の家を深夜密かに訪れ、口を閉ざすように脅迫して歩く、謎の男たちだと言われている。

矢追純一

1983年の本に書いてあったが、中山が山の牧場に迷い込んだのは、1982年のこと。
ちなみにアメリカ映画のメイ・イン・ブラックは1997年に公開されている。
中山は元ネタが、Kを消した黒服、ブラックメンだと思っているらしい。

矢追氏の書籍には《写真を消すように迫る》と書いているだけだろう。人を誘拐するとは書いていないのだが。
それなのにKのケースは、写真のみならず、K自身が消えている。こんなの普通に事件だろう。実際の体験談を聞いた限り、諜報機関というより反社会的勢力ヤクザだ。

中山の体験

1982年のこと。ここからは中山市朗本人の体験だ。
中山は当時映画学科に所属していたため、映画の場所を車で探していた。村の俯瞰映像が欲しかったそうだ。車でしばらく走ると牛舎があった。

その建物は4〜5年経っているような感じだった。
なのに床はピカピカ。箇所によって新しさが違うので、不気味だったそうだ。
トラクターもあった。
建物は2階があるように見えたが、なぜかハシゴや階段はなかった。なので外の崖から無理矢理2階の窓を入口にして入った。
2階には御札や人形がたくさんあって、「たすけて」という文字も壁に刻まれていたそうだ。医学書も置いてあったので、人体実験か儀式をしていたのだろう。間違いなく人が何かしら活動をしていた痕跡はあった。
別に事務所らしき建物。その隣には巨石があったが、どうやって搬送したかが分からない。
その後特に人と会うことはなく、無事戻った。
ブラックメンと何の関係があるのか。

友人に話す

その後、別の友人(以下、別の友人)に話したが「そんな場所あったっけ?」と誰も知らない。普通車でやっと通れるのに、牛を積んだトラックなんて入るわけがないとも指摘された。そして中山も、山の牧場にトイレが無かった事に気づき、人が住める場所ではない。別の友人には、UFO基地ではないかというのも指摘された。
UFOと御札や人形ってどんな関連性があるのか分からないのも怖い。

暴走族の後輩とカメラを持った連れ

その後は中山の後輩(以下、暴走族)とその連れ(以下、連れ)が行った。
暴走族曰く、中山が行った時とは違い、黒いリムジンが2台あったとのこと。その写真は連れが撮った。
牧場には似つかわしくない車。そして目的もわからないのでさぞ不気味だったろう。で、乗っていた人間も暴走族たちは発見できなかったようだ。

電話で暴走族にそのことを伝えられた中山は、連れにリムジンの写真を見せてもらう約束をした。しかし暴走族が言うに、連れとは山の牧場に行って以来連絡がとれないとのこと。
連れが住むマンションの大家に連絡したところ、連れは実家に帰ったとのこと。
連れはそのまま音信不通になってしまい、くだんの写真は見れなくなった。

中山はその後の映画、ブレアウィッチプロジェクトを観た時はまんま山の牧場じゃないか!と思ったそう。


学校のイベントで

1987年。
中山と山の牧場に同行していた運転手(以下、運転手)。運転手はその後学校の教諭をしていた。
なんとその学校は山の牧場の近くだった。
中山がある時、運転手のもとに遊びに行った。学校はキャンプ授業のようなものをするのに山の牧場を使った。
いざ中山が行くと、山の牧場の事務所の中に人がいた。聞くと街の要請で来た役所の人間(以下、役人)とのこと。
役人の話によると、山の牧場は医者が道楽で始めたらしいが、経営難で潰れたとのこと。
その事情を話す役人は、訛りからして地元の人間ではなかったとのこと。そして中山には挙動不審に見えた。

そもそも牛がいない。
なのに従業員がいる。
経営されているとも言われてる。
たしかに怪しい。

牛は牛舎の中にいると役人に言われたが、牛の姿は見ていないし、牧場特有の臭いもしないらしいし、鳴き声も聞こえない。本来は放牧してもいいはずなのにそれもしない。
たしかに怪しい。

旧友

旧友に話すと、山の牧場はカモフラージュだと思っているらしい。
旧友いわく山の中は空洞だ、と。
根拠はある。山の牧場に芝刈りに行った際、四股を踏んだ。すると山に響いたらしい。山に響いたってなんだか分からないけど。どういう感覚なんだろう。反響するとか?

芸人達と

1990年。
中山は放送作家にしていた。
芸人に山の牧場について聞かれ、行ってみようと誘われた。
ルートがうろ覚えだったがなんだかんだ再び到着。
明かりがついていたので、経営されていると確信した。
だがそうなると不法侵入罪になるので、引き返そうとした。
その前に芸人は「UFO見えないかな」と空を見上げた。
いつの間にか空の様子が変わり、先程までは無かったはずの月が出ていたとのこと。
そんなことあるかよ(笑)
ここで一気にスケールが大きくなった。

北野誠

1988年。
北野誠が中山に話を聞きつけ、自ら赴いた。
感想としては「リムジンとすれ違った」とのこと。
乗っていたのは黒ずくめの男。ブラックメン!ここで繋がるのか。連れが撮った写真のリムジンだろうか。

山の牧場自体には無人。
2階に菊池桃子のポスターが貼ってあったとのこと。
大量にある御札も確認している。
その時、北野が他の人間の体験と違ったのは、牛を見たこと。5頭いたらしい。
しかしこれでも経営ができない。利益がとれない。
そもそも近くに人がいないと牛は死んでしまう。生きているということは、どこかに人が潜んでいるということだろう。
あと変わっていたのは、トイレが設営されていたということ。
誰も手をかけない廃墟に見えて状態が変わり続けている。
不可思議ではあるが、ヒトコワを感じる。黒尽くめ、リムジン、カタギの失踪…反社会的勢力の臭いがプンプンだ。


不思議ナックルズ

2004年。
かなり間が空いてる。
ナックルズ編集部がレポート。まず地図を参考にした。
すると1971年の時点では空き地であり、年々その場所に敷地が線で囲まれたりしていたことが判明。
80年代ごろから、牧場表記され始めたことが分かった。

ナックルズもトイレを撮ったが、それを北野誠に見せたところ、自分が見たトイレと違うと主張。
世紀を跨いでも破壊と創造を繰り返している地味な山の牧場。


竹内義和と共に

2005年。
中山は同行を求められた。
裏社会的な考察をさせるために、反社会的勢力のメンバーも連れて行った。
道中で地元のおばちゃんと遭遇。聞くと「この先に牧場なんてないよ」と主張。地元の人間でも分からないのか、それとも都合の悪い事実があるためシラを切っているのだろうか。
牧場は電気が通っていなかった。初期にあった巨石も消えていた。
他の建物を解体した痕跡はない。
資材の搬入経路も不明。
カレンダーは1998年で止まっているが、逆に言うとそれまで経営されていたということだ。
結局何も分からなかった。



映画監督と

2008年。
再び山の牧場へ。もはや観光スポットだ。
すると牛舎や台所が増築されていた。
3年間の間にまた何かする目的があったのだろう。



北野誠2

2011年。
テントの中で怪談会をするという企画。
牛舎の地面に穴が空いていた。
隕石とかUFOの仕業だと主張するのだろうか。完全に宇宙脳だ。
2008年に増築された部屋には名刺が落ちていた。
電話は繫がり女性が出たが、誰かは不明だった。
今回は獣の臭いが定期的にしたが、周りに獣の影は見当たらなかった。

またキャンプ

2008年のメンバーで、再びテント怪談会をした。するとテントを複数人に囲まれたらしい。姿を見たのかは不明。霊なのか、生きた人間なのかはも不明。



ファンキー中村

2013年。
ファンキー中村と共に突撃。
到着すると案の定無人。
そこで怪談を語る。
地面に空いた空洞は広がっているように見えた。地盤沈下でもしているのだろうか。それが事実なら、山の牧場=宇宙会人の基地説 のようなものは、信憑性を帯びる。



ライブ配信

2018年。
建物は崩壊していて廃墟のようになっている。後から見返すと、印刷したてのチラシが置いてあった。次元の狭間?


僕の感想

僕の感想としては、胡散臭い。これに尽きる。
話に違和感があると思う。
スーツの男たちが人間なら、指名手配レベルだろう。組織ぐるみで誘拐とか暴行、器物破損みたいなことをやっているんだから。
Kの親はけじめのために葬式をやったと話していたが、スーツの男に接触するまで葬式なんてやらないと思う。某国の拉致という線も疑う。少なくとも納得はできない。
葬式をするということは、納得しているということ。
自分の息子のもとに黒服の男どもが来た翌日から行方不明になって、両親は納得できるだろうか。納得できないことが多すぎる。
そしてそんな怪奇事件が起きたら新聞でも取り上げられるはず。

あともう1つ。知人が遭ったUFO好きの女性の友達は、予知体験のようなものをしているので、心霊系か?とも思う。女性友達に普段から第六感能力があるならヒトコワなんだろうが、ブラックメンの時だけそういう体験をしたなら、ブラックメンが人ならざる者ということが濃厚になると思う。
あと中山市朗の周りにUFO好き多い。本人含めて目撃体験も多い。


おれのコメントだけハート付けてねえ。なんか文句あんのか?


参考動画

2時間あるので閲覧注意。

またまた現場へ。実在しているので、信憑性がある。これは2023年とかなのかな?
中山市朗にとってはもう実家認定していいだろもう。

2時間でも長いのになんで5時間の動画あるんだよw

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