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子供の食べ物の好き嫌いが成人後のストレス対処能力に影響する
こんにちは、製薬タロウです。
皆さんは食べ物の好き嫌いがありますか?
お子さんの食べ物のお好き嫌いで困っている方もいるんじゃぁないでしょうか?
今回、ご紹介する文献は
“子供のときの食べ物の好き嫌いが大人になってからのストレス処理能力に影響を及ぼす”
というものです。
ビックリしますよね。
『食べ物の好き嫌い』と『ストレス処理能力』の関係って何?
食べ物の好き嫌いがない小生ですが、子を持つ親として興味深々。
それではみていきましょう!!
下段に私なりのまとめを載せております。
幼少期の食べ物の好き嫌いの有無, 好き嫌いの克服経験や克服意思が 成人後のストレス対処能力に及ぼす影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi/79/4/79_185/_pdf/-char/ja
【目的】幼少期の食べ物の好き嫌いの有無,克服経験や克服の意思の有無が,成人後のストレス対処能力に及ぼす影響を検証すること を目的とした。
【方法】幼少期の嫌いな食べ物の有無,嫌いな食べ物があった場合は克服経験や克服の意思の有無について,後方視的な調査を行った。
現在のストレス対処能力指標として 首尾一貫感覚(Sense of Coherence, SOC)13項目版を用いた。SOC は健康保持力とも呼ばれ,ストレスの多い状況であっても対処し成長の糧に変える力で,下位尺度は把握可能感,処理可能感,有意味感の 3 つからなる。SOC 総得点と共に下位尺度についても 検証を行った。
【結果】有効回答は94.8%(400人中379人)で,嫌いな食べ物がなかった者は95人(25.1%)であった。嫌いな食べ物がなかった者は, あった者と比較して処理可能感が有意に高い結果であった。嫌いな食べ物の克服意思のあった者はなかった者に比べ,SOC 総得点が 有意に高かった。克服経験の有無と克服意思の有無を加味した SOC との関連についての検証では,克服経験の有無とは独立して,意思のあった者はなかった者よりも SOC 総得点は有意に高かった。
なるほど。
要するに
①こどもの時に食べ物の好き嫌いがあるか調べた
②こどもの時に好き嫌いを克服する意思があったか調べた
③対象となった大人にストレスの多い状況であっても対処し成長の糧に変える力(SOC)があるか調べた
④嫌いな食べ物が無い人の方が、自分に対して困難が降りかかっても、なんとかなる、なんとかやっていける、と思える感覚が高かった(処理能力感)
⑤克服する意思のあった人はない人よりもストレスの多い状況であっても対処し成長の糧に変える力が高かった
ということでしょうか
向井原らは
【結論】幼少期に嫌いな食べ物がないこと,嫌いな食べ物を克服する意思を持つことが成人後のSOCを高めるために有効である可能性が示唆された。
としています。
やっぱり子供の好き嫌いを克服してあげるサポートって必要なのかなぁ
なんて考えちゃいました。
皆さんはどう思われましたか?
皆さんの感想や経験を教えてください。
それではまた。
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