大怠け者の子孫(続編:無課金おじさん)※限定
その男は東京の自由が丘を歩いている。街の雰囲気に対して非常にラフな格好だ。ナイキの黒ティーにリーバイスのジーンズ。何故彼はここを歩いているのだろうか。
ふっとした拍子に、ジーンズの後ろポケットを探った。リボルバーを出す様な手付きで、岩波文庫を出した。
その後、部屋のベッドで横になってるときのいつもの格好でベンチに収まった。そしてドストエフスキーの白痴を読み始めた。
街に夏の風は吹き抜ける。
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