某人かく語りき

ジャーナル、インテリジェンス、日本的情緒、その他諸々

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完成

解説 わたしはギターを弾けず、ドラムセットは持っていません。この音声は、まずアコースティックギターの弦を一本適当に弾いて、それから、ベース、つまり一番太い弦で、ベースギターを弾いて、それに段ボールでドラマをつけた、多重録音の音声になっています。

    • 大怠け者の子孫(続編:黒猫)※デモ

       夏の東京某所、一人の男が木陰のベンチに仰向けで寝そべっている。彼の額からは汗が出てる。頭をベンチの手摺りに持たせている。手はポケットに突っ込んでいる。両目は長い前髪に隠れていて、一見寝てるかどうかは判然としやしない。通りゆく人は、そんな彼を横目に通り過ぎていく。  「バタン!」、ペットボトルがベンチから転げ落ちた。黒猫が彼の横を通り過ぎる。彼はすぐにコカコーラを拾う。起きていたのだ。人慣れをした猫だ。そして、彼の方を物言いたげに見つめている。「どうしたの?!」.....「餌

      • 大怠け者の子孫(続編:無課金おじさん)※限定

        その男は東京の自由が丘を歩いている。街の雰囲気に対して非常にラフな格好だ。ナイキの黒ティーにリーバイスのジーンズ。何故彼はここを歩いているのだろうか。  ふっとした拍子に、ジーンズの後ろポケットを探った。リボルバーを出す様な手付きで、岩波文庫を出した。  その後、部屋のベッドで横になってるときのいつもの格好でベンチに収まった。そしてドストエフスキーの白痴を読み始めた。  街に夏の風は吹き抜ける。

        • 小説「大怠け者の子孫 インテリジェンスオフィサー(デモ続き)」

           ある日の晩である。彼はある女性と彼の部屋で話している。安楽椅子にその女性は持たれたかかり、彼はベッドで仰向けに腕を頭の上で組んでいる。足も組んでいる。「モットーは幾つかあるけれど、どれも怠け者に通づるからね。不要不急、安眠住民、最低限の生命維持、」「大怠け者の子孫でしょ。」「そう」「安眠住民って何?そんな造語も考えたの?」「眠ることは最優先だからね。」「ねこさんみたいね、ところで貴方はいつも古典の本ばかり読んでるけど、どこで流行りとかニュース知ってんの。案外通じてるみたいだ

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          小説 「大怠け者の子孫」(デモ)

           その男は大概は部屋で読書をして過ごす。そのためか、彼の部屋は大変快適である。いつもベッドに横になり読書をする彼のモットーは楽である。しかし、それは彼が読んできた様々なジャンルの本から結論したことではなく、ただ彼の本能及び本然が大怠け者の子孫であるところからきてるのだろう。  彼は最低限の生命維持以外は動かない。しかし、矛盾することに彼の趣味の一つは散歩及び旅である。当然毎日ではないが、ある日突然活動的になり外出をする。彼は本を読んで得たイメージを現実に求める散歩に行くのだ。

          小説 「大怠け者の子孫」(デモ)

          独創性を失わないコツは最低限を学ぶことである。

          独創性を失わないコツは最低限を学ぶことである。

          時が過ぎれば自分の経験が全てポジティブになっていく。

          時が過ぎれば自分の経験が全てポジティブになっていく。