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「無関心と自己愛。」(詩)

他人は他人で、自分は自分だ。


分かってるから、受け入れている。


十人十色な僕ら。


そこまで興味を持てない他人のこと。


何かを命懸けで愛する熱量がほしくて。


自分は自分で、他人は他人だ。


どんな生き方もその人の生き方だ。


口を出すべきじゃないのを知っている。


多分、他人を愛していた訳じゃない。


色々と受け入れてただけで。


関心が薄いから、どうでもよかった。


その関心は、関心のあるとこだけに。


関心の出来た僅かな人にだけ。


ただ向いている。


他人に対して、質問が出てこない。


一人が好きなのもあって。


人と話す機会が減っていく。


自己中になっていく。


自分を肯定したくて。


愛したくて。


いつのもの分からない傷に立ち向かう。


「……もっと、自分を見てほしい。」


「肯定してほしい。」


「もっと、もっと……!」


他人への関心も薄い癖に

なんて浅ましいんだろう。


自分が寂しいように感じた。


「生きるスタートは自己愛からだ。」


そう思うけど。


自分を悲劇のヒロインか主人公において。


少しでよかったものを膨れさせている。


いつの日からか、

欲しかった熱量を手に入れて。


それら全てを、関心と文字と自己愛に回す。


誰も自分のことを愛さなくても。


骨の髄まで。


最後の一息まで。


自分を愛して。


自分を証明するって。


理屈をつけて、止まらないから。


……きっと。


誰より強く、地獄へと踏み出している。

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