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「伝えたい言葉がある。」(詩)

僕が見た景色

君の見た景色


まったく違うことも

ぴったり同じことも


愛おしかったことも

ただ辛かったことも


春の桜が散る様も

果てのない夏空も


紅葉の散る秋も

点々と降る冬も


想い出の中に書き残していて

忘れたことも覚えてることも


どんな景色も、多分大切だ。


全部が全部

宝物じゃないけど。


好き嫌いだって

激しかったけど。


小さな炎を消さないように

僕らは頑張ってここに来た


「人生」なんて

大きな言葉じゃ分かりにくいかもね。


つまりこれは

貴方にだけは言えないこと。


でも、いつか伝えて 

それで手を降らなきゃいけないこと。


恋なんて多分叶わない。


想っている時は楽しいけれど。

幸せだけれど。

 

待ち受けている最期には

一人で立ち向かわなきゃいけない。


一人が怖くても進んで、

僕自身の為に笑わなくちゃいけない。


永遠なんてないよ。


終わるって知っているんだ。


だけど。

一瞬、ほんの一瞬。


瞬きする間に、もしも。


君が目の前から消えないのなら。


その時、

言いたいことがある。


伝えたい、言葉がある。


……だから多分。


----今日も僕は、詩を詠っている。

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