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「Don't Look Back.」(詩)

伝えたい言葉を詠う。


僕にしかない言葉を詠う。


自分の中にある想いを詠う。


限られた人生と時の中で

まだ、やりたいことがある。


時は絶えず進む。


止まるものなんてなくて。


例えば、後ろめたくても。


辛くても。


楽しくても。


生き死にを繰り返している。


確かに響いた、エンドロール。


僕らはその、

「終わり」に向かって進んでいる。


終着点と、新たな世界への転生。


軌跡を紡ぎながら。


イメージを遺して、引き継いで


生きた意味を、作りながら……


ひたすらに足掻いた過去が

今、僕をここまで連れてきた。


「孤独」


辺りには、万雷の喝采が送られている。


各地では、何かを変えたいと

今日も足掻く音がする。


僕らは絶えず

成長と退化を続けて、進んでいる。


生きている、実感がある。


後ろめたく走り去った過去なんて。


多分、思い出す余裕なんてない。


それはきっと。

これからがもっと楽しいから。


たくさんの「初めて」に逢えるから。


忘れないけど、浸らずに。


「Don't Look Back.」


見えた看板。


振り返らずに。


矢印の向こうの光に向かって。


ただ、これからも。


これまでも。


全身全霊で

走る。


走り去っていく……

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