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あとがきみたいな:詠春シズクシリーズ

こんにちは。


桜街スピカというものです。


普段はnoteで詩を投稿するのが中心の私ですが、実は恋愛小説を書いていた時期があることをご存知でしょうか?

それこそが2021年11月7日 ~2024年3月23日まで、pixivで投稿していた恋愛小説の「詠春シズク」シリーズです。

ここで皆さんは思うことでしょう……
「そんなに続いてるんだ!?超大作ってこと?」

結論から申し上げるとそんなことは全くなく、単に更新出来ず燻っている期間がちょくちょくあったせいで、完結までここまでかかったというかんじです。

この体たらくな有り様は、作品を完結しきるまで本当に謝りたかったというのがぶっちゃけた本音です。

ですが、「完結」まで持っていくのがどれだけ大変かというのは、文字通り言葉に出来ないほどの大変さです。

特に私のように創作を少しでもやったことのある同業者の方なら、詳しくは語りませんが、「ああ……こいつも大変だったんだな。」と思っといてくれると嬉しいです。たぶん皆さんと同じ理由で完結しきるまで苦労してます。

話が逸れてしまいましたね…… 

今回の記事では、この作品の魅力と、作者の作品解釈を語るにより、より多くの人に私が頭を痛めて産み出したあの作品に日の目を浴びさせるのが目的になっております!



1.あらすじと「詩物語」

まず最初に、pixivにのせているあらすじを見ていただきましょう!

見てもらえば分かるように、今作は、全十三作品収録されてます。このシリーズがどういう作品かを一言で語るのだとすれば、「詩物語」だと、作者は勝手に自認してます。

これがどういうことかを説明するべく、詳しくあらすじを語っていこうと思います。

舞台は現代日本。文学専攻の大学一回生で吹奏楽部所属の「詠春シズク(えいしゅん しずく)」は、高校時代、音信不通になった片想い相手、「調月奏(つかつき かなで)」を探すべく、ストリートミュージックを行う日々を続けていた。ある日、共通の友人であった「文月 結(ふづき ゆい)」が部活に入ったことから、徐々に彼が音信不通になった原因を知っていくことになる。

桜街スピカ「詠春シズク シリーズ」より

ざっくり言うと、音楽活動×恋愛を描いた小説シリーズなんです。それもあって、作中では時々キャラが自作の曲や詩をSNSに投稿してたりするんですよね。そんな実際の様子を再現出来ないかということで、物語の間に「詩の投稿」を挟む形式を取ったんです。これが自称「詩物語」の真相です。「ここまで聞いてもこの作品の魅力が良く分かんないぞ」という意見が大半だと思います。ですので、次項では、この作品の魅力を語っていきます。


2.本作品の魅力(※若干ネタバレあり)

前述の「詩物語」も魅力の一部だと思っております。しかし、本作品の最大の魅力は、作中登場人物の「熱意」にあると私は考えております。

端的に言うと、みんな何かしらに強い熱意を注いでいるんですよね。例として、主人公のシズクなんかは、「音楽(作曲)」と「奏」に対する態度はすごい誠実ですし、奏だったら、追い付きたい人がいたのもあって「動画投稿」としての活動には、かなり真剣でした。

更に言うと、結は「シズクと奏の仲を取り持つ」ことに対して真剣に考えていました。彼女は正直なところ、ずっと「何でこの二人はくっつかないんだろう?」と考えていたでしょう。それに、奏が起こしたとある所業については、「なんで?」と思っていたように作者的には感じます。それもあって、「二人は絶対にくっつくべき!」という思考の元、行動していたのだと思います。

そんな三人が織り成す、熱意と恋愛特有と苦しみと幸せを描いた描写の数々が、作者の思うこの作品の最大の魅力であり、自信のある点です。

3.余談:本作品のイラストについて

今回の記事の表紙にもなっている絵ですが、あれは作者自身で書いた絵になっております。

(↑全体図はこちらからどうぞ!)

「禁断少女:詠春シズク」シリーズに関しての絵は、表紙を含めて2作描いてます。しかし、正直なところ、作者はあまり絵が得意ではなく、よくて人並みくらいの腕前なので、色々と稚拙な点が多いです。(6年間の美術系部活の経験から、あまりにも深刻な周りとの差を経験し、そこから、絵を頑張る→詩や小説を書きたいという方向にシフトしたのもあり、絵に関しては、かなり自信がないのです。)

参考程度に、現時点の腕前に限りなく近く、かつ個人的には力作だと思っている作品を載っけます。これで私の絵の腕前の程度が分かるかと思います。

もうちょっと絵が上手くなればなぁとは思わなくはないですが、そんなんで上手くなったら苦労はないだろというのが正直なところです。なんで、また意欲がある時に、詩集の表紙を描いたり、好きなキャラを可愛く描ける画力をつけられるよう少し特訓したいなと考えています。


4.最後に

今回は、作者目線から作品の魅力を語ってみました。個人的には、大学についてや、バンドについて等リサーチ不足の点も多く、見切り発車で始めたシリーズだったので、(なんなら、最初の方は小説ですらなかったですし……)思い残すところも多かったです。しかし、そんな粗さも含めて、自身が愛せる作品になったかなと思っています。

やはり一つの作品ですので、読者の数だけ、私が作った小説の世界は違って見えると思います。この作品を通して、各々感じることは様々でしょうが、色んな愛し方をしてくだされば幸いです。

今後の小説投稿については色々と考えています。とりあえずは、pixivに上げておきたいほぼ完成済みの作品が一つあり、その作品の反応次第で、力を注ぐかどうかを決めようと考えています。その為、恋愛小説はしばらく書かないかもしれません。しかし、また恋愛小説が書きたいなってタイミングは来ると思ってます。(恋愛系の作品は結構好きなので……)なんで、今後恋愛小説を書く時は、失恋系の作品を書きたいななんて思っているので、興味がある人は、気長にお待ちください。


最後になりましたが、もし、この記事にある程度の反響があったり、要望があった場合は、noteの方にもリメイク版を投稿するのも考えてますので、楽しみにしてくださると幸いです!

それでは、今後も「桜街(さくらまち)スピカ」をよろしくお願いします!


追記:作品リンクはこちら!(肝心なところなのに、忘れてました……)


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