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【起業する勇気が無い人がnoteで自分を追い込んで起業するまでの話】#2~私は誰?~

起業する勇気がないけど、起業したい「自称若者」「客観的には中年一歩手前」の人が、起業するまでの道筋や考えていることを書いていく話です。
今回は2発目。誰がこのnoteを書くのか?について。

一発目の記事で、なんでnoteを書くのかについて書きました。
それは、「起業したいのに勇気が出ない自分を追い込むため」です。

今回は、ほいであんた誰?の話です。



で、あんた誰よ? ~中の中。2種官僚→中堅IT企業の34歳~


「日本の平均 中の中」

社会人になってから、実家の勉強机でホコリをかぶっていた「大学選びガイド」を見て愕然とした。

「日本の平均 中の中」

私が出た日本大学の紹介にそう書いてありました。
「あ~。そっか」・・・ 「あーー。そうなんか。」

私は日本大学を出て経済産業省に新卒で入りました。
いわゆるキャリア官僚ではなく、二種。大卒の省庁の入り口は二つに分かれていますが、その下のほう。一種が東大か京大。

それでも、二種の同期で一番多い大学は早稲田・慶應。その次が東大以外の一ツ橋とかの国公立。MARCHは少数派。

日東駒専から経産省だぜ!v( ̄Д ̄)v イエイ
と思っていた時に・・・「中の中」。。。


学歴って新卒2年目を過ぎたあたりくらいからは、仕事の質を語る上では全く説明力のないことだと思っています(経産省のキャリア官僚にも残念な人は一定います)。


それでも私が「中の中」というのはしっくりきています。もちろん嬉しくはないですが。
確かに、自分は仕事で使えない人ではないけれども、めちゃめちゃ優秀でもないと感じています。
私は能力的には中の中。そう書いてあったし、まあそうだろうと自分でも思ってます。


中堅会計ソフトメーカーへ転職

経産省の思い出は残業・残業・残業。

  1. 夜11時から国会答弁をつくれと言われます。

  2. 何人もの上司と関係省庁に合議(「アイギ」っていう確認・同意を意味する官僚用語)。

  3. そんで印刷。プリンターはよく詰まるので、よきタイミングで蹴ります

  4. 印刷したら国会に自転車で持ってきます。AM2時

  5. 「インデントが一文字ずれている」と国会の人に言われたので自転車で経産省へ戻る

  6. 直す。プリンターを蹴る。国会に届ける。

  7. 「はい。」とだけ言われて、経産省に帰る。AM4時

  8. 朝7時から総理や大臣への国会答弁のレクチャーを上司がするので準備。

  9. 出社した上司に準備した一式を渡す。

  10. もう朝の9時。通常業務が始まります。

こんな感じでした。平日は帰れないので、月曜日の出社時は一週間の着替えを持って出社してました。


これでも2種なので、とっても頑張って昇進しても、重要ではない課の課長までです。

大学で就活しているときは、自分がリーダーになりたいとか、決定権を握りたいとかは考えたこともありませんでした。

ただ考えていたことは、多くの人にとって意味のあることをしたい。ということだけでした。収入のこともあんまり考えなかったし、ワークライフバランスという単語すら知らなかったです(今の学生さんは判断基準が多くて大変だな・すごいなと思います)。


しかし、2~3年働くにつれて、他人にやれと言われたことだけをやるのはつまらないな。そして経産省で、もしうまく昇進して重要ではない課の管理職になったとしても、他人から言われたことをやるっていうのは変わらないなと思ってきました。

特に大きくこの意識が芽生えたのは、4年目に中小企業庁の金融課という課の係長になったときに、三枝氏の「ザ・会社改造」を読んだときでした。
もともと、中小企業の金融策を検討するポジションにいるのに、経営のことをなにもわからないままでいるのも変だなと思い、とっつきやすそうな小説を読んでみようと思ったときに、本屋で見つけたのが「ザ・会社改造」。この本を読んで思ったことは、社長になれば自分で考えたことをできるし、考えること自体が楽しそうだなということです。(多分、この著者が伝えたい内容とは全然違うと思います)

そう思い、起業するにも、まずは民間企業で経験を積まないといけないと考え、紆余曲折ありつつ在職8年目で転職しました。(当時はそのまま起業するっていう選択肢があることがわかっていなかった。)


今やっている仕事~老舗会計ソフトメーカーの企画~

そいで今34歳の私は、会計ソフトをつくる老舗の会社で企画職をしています。もう3年が経過したところです。

年収は700万円くらい。残業はゼロ(ほんとにゼロ時間)。週6日リモートワーク。
正直すごい働きやすいです。不満は特にないです。昨年からは部下もいなければ上司もいないポジションで自由にやっています。


こんな中でも、起業したい! その意思はなぜか消えませんでした。
なぜかははっきりはわからない。
あんまり昇進できなそうなことがわかってきたということもありますが、一番は、なんとなくでなんとなく仕事できてしまうその感じでしょうか。
燃えたぎるものがない。と言うのかな?

「石の上にも3年」がたったんですが、それでもなお、「起業したい」の意思が消えない。それでも起業するぞ!の”勇気”がない。あと一か月で35歳になる。

この焦りと勇気が出ない意気地なしな自分を追い詰めるために、このnoteで書いて誰かに見てもらうことで、自分を追い込みます。一発目の記事でも宣言したとおりnoteに書いたことは実行します。



ということでnote【起業する勇気が無い人がnoteで自分を追い込んで起業するまでの話】、次回から本題の起業についての動き出しとその話を始めます。

2024/03/31
@都立大学駅エクセルシオール 21時

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