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【起業する勇気が無い人がnoteで自分を追い込んで起業するまでの話】#3~起業して何がしたいか?~

起業する勇気がないけど、起業したい「自称若者」「客観的には中年一歩手前」の人が、起業するまでの道筋や考えていることを書いていく話です。
今回は3発目。起業して何がしたいか?について。

一発目の記事で、なんでnoteを書くのか? 
   →「起業したいのに勇気が出ない自分を追い込むため」
2発目の記事で、私はだれか? 
   →「~中の中。2種官僚→中堅IT企業の34歳~」

今回は、そんで起業して何をしたいか?の話です。


起業は目的か?手段か? 

目的と手段を混合してはいけない。よく聞きます。
手段だったものが目的化する。私も仕事でよくありがちです。

さて、私にとって起業は目的なのか?手段なのか?

何か成し遂げたいことがあって、その目的をかなえるための手段として事業を/会社を興すというのが起業。つまり起業は手段。

そうあるべきだし、本来的にはそうなんだろうな。

しかし、私の思いをよくよく考えると”起業は目的化”している。そう残念ながら思います。

目的なのか手段なのか確かめるために、私の5年間の思考や志向、感情を4つにまとめます。

「スリル欲しい」「評価の納得感ほしい」
「社会に有意義な活動したい」「自分で決めたい」

①これまでの/今の仕事が退屈(≠暇)。
→スリル欲しい

良い評価でもほどほどの評価でも、自分に対する人事評価に納得したことはない。起業すればもっと納得せざる得ない売上や利益、企業価値に代わるのではないか。
→評価の納得感がほしい。

ふと気が付くと「これやってもやんなくても、世界は良くも悪くもなんないよなー」とよく思う。起業すればやり方はともかく、自分が世界に必要だと思えることができるのではないか。
→社会に有意義な活動したい

④他人に決められたことに頭から納得したことって実はあんまりないなと実感している。むしろ、もっとこうしたほうが良いとか、ここがダメなんだよなと批判的に考えてしまいがち。
→自分で決めたい

私の思考を見ると、成し遂げたいこと=”目的”があるわけではなく、
起業すれば今の不満が解消されそう。
ということでしょうか。
う~ん。起業が目的化してますね。


一般的な起業の理由と比較してみる

私の起業理由がよく聞くものと同じか違うか考えてみます。

・この社会課題を解決したい!
  →「すべての人に機会の平等を」五常&カンパニーなんかこれですね。
・こんな世の中にしたい!
  →「火星に住めるようにする。」イーロンマスクですかね。
・自分が欲しいものを自分で作りたい!
  →「ちょっと泊まるとこが欲しい」Airbnbですかね。
私の思考は、上のようなよく聞く起業の理由とばっちり当てはまってはいないですね。


じゃあ、個人事業主や独立する方のこんな起業理由には当てはまるか?
・生きていくためにはこれしかない。
  →サラリーマンは向いてないって人ですかね。
・自分のライフスタイルに合った働き方をしたい。
  →フリーランスの方に多い。
・今より良い収入が期待できそう。
  →ほんとのところコンサルの独立ってこれ多そう。
これらともちょっと違うな。

という訳で、一般的にありそうな起業理由とは同じようなところもあるけど違うところもありそうです。


そんじゃあ何でもいいのか?


「スリル欲しい」「評価の納得感ほしい」
「社会に有意義な活動したい」「自分で決めたい」

じゃあ、この4つの志向を満たせば、何でもいいのか?そうでは無さそう。

「社会を直接良くする」
「多くの人にリーチできる」
「チームでスケールできる」

この3つを満たしていることを実現したい。

あえて反対側から見てより明確に輪郭を与えていきます。


「社会を直接良くする」

「娯楽やエンタメはやらない」

これは完全に主観的な意見です。
「世界はだれかの仕事でできている」 ほんとにそう思います。
「仕事に貴賤はない」 まさにそのとおり。

私はAdo、ケツメイシを通勤時間に聞くのが楽しみ。
ネットフリックスでCodaを見ては感激。
ベイスターズの試合結果は毎日確認して一喜一憂。
それでも娯楽やエンタメで起業しようとは思いません。

(私が主観的に考える)直接的に社会課題を解決しにいくことをしたい。
リアルな目に見える課題を解決しにいかないと、自分の充実感をあまり感じられない。
シンプルで直接的なことしか考えられない/思慮深くないのかもしれませんが、そう思っています。

多くの人にリーチできる

ニッチなマーケットを攻めない

ニッチなマーケットで独占を目指す。ブルーオーシャンを攻める。などそういう経営戦略もあるかと思います。

一方で、個人的には、特定の個人や特定の地域、特定の課題に関心があるわけではない。
なにかニッチなマーケットを開拓しにいく興味や関心が薄い分、ニッチを攻めていくことは熱中できない感じがしています。
その意味で”深み”を目指すよりも、”量”を追いたいなと思います。



チームでスケールできる

個人の力量で勝負する

自分自身の能力が「中の中」という自覚があるので、個人で勝負するようなフィールドでは勝てないだろうなと思ってます。

あとは、スケールを目指していかないと飽きちゃいそうかなと。
目的が明確でないと、社内の関心が社内政治や人事などに向かってしまう、方法の正当性を過度に追う。といったことになりがち。前職でも現職でも感じています。
そうならないためにも、スケールというわかりやすい目標を置いていくのがいいのではないかな。


まとめ~何で起業したいか?何をしたいか?~


いろいろ考えたもののまとめるとこんな感じ。

なぜ起業したいのか? → 
     起業すれば今の不満を解消できそう。起業が目的化している。
※目的化しちゃってんなーとは思っています。
 でも、もうこう思ってるんだからしょうがない。
 これ以上考えて足踏みするのはもういいかなと思い、
 いったんこれで進みます。

起業して何がしたいか? →
     ・社会を”直接”よくしたい  → 娯楽やエンタメで勝負しない
     ・多くの人にリーチしたい    →    ニッチで勝負しない
     ・チームでスケールしたい    → 個人の力量で勝負しない
※抽象的ではあるものの、やらないことが見えたのは良かったのかな。


今回のnoteでは今ある起業アイデアに入るつもりだったものの、かなり抽象的な内容に終わってしまった。
それでも、どこかで立ち返る内容になるだろう。このあたりを明確にしといたほうがいいのかなと思ってます。

次回から(本当に)具体の起業プランの検討に入っていこう。

2024/04/02
@都立大学エクセルシオール 21時

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