自己制限的思考「サボタージュ」とうまくつきあえば、必ずなりたい自分になれる
先日、「サボタージュ」に関するオンラインコーチング勉強会に参加してきました。
改めて、サボタージュについていろんな人に知ってもらわねば!?という使命感のようなものが出て来たので、ここにしたためます。
サボタージュとは?
「サボタージュ」とは、コーチング用語でその人(クライアント)の成長・行動を妨げる、「自己制限的な思考」のことを言います。
コーチングの流派や学問によってもいろいろな言い方があり、「ホメオスタシス」や「メンタルモデル」、「リミッティングビリーフ(Limiting Beliefs)」などと言ったりもします。
サボタージュは人間に備わっている本能(作用)で、大きな変化を起こそうとする時にやってきます。いきなり変化を起こして死なないように、人間には変化を抑制して安定に戻そう、引き戻そうとする力が働くのです。
自分には無理かも…
こんなことしたら、人からどう思われるか…
失敗するんじゃないか…
どうせ自分は…
あの人と自分は違うから…
もう年齢が…
子供がいるから…
仕事だから我慢しないと…
上司がああ言っているから…
思い当たる節、ありませんか?
それは本来のあなたの思考ではなく、サボタージュの思考なのです!
サボタージュは、変化しようとアクセルを踏むその人に同時にブレーキをかけてしまいます。
この作用のせいで、人は何かを諦めたり、自分に制限をかけて自分を小さく扱ってしまうのです。
もったいない………本当にもったいない!
サボタージュは悪いものではない
ただ、サボタージュは悪いものではありません。人間である以上誰にでも起こる、ただの生存本能からくる反応です。
優しさから生まれるサボタージュ。
不安から生まれるサボタージュ。
一度の失敗から生まれるサボタージュ。
サボタージュには、その人の人生が見えます。
むしろ自分が今まで生きてくる上で必要だからこそ生まれたもの・思考とも言えるので、ハグしたい愛しい存在でもあります。
ただ、大きな変化を起こそうとする時、なりたい自分になろうとする時にはちょっと横に置いておいて、自己と分離しておく必要があるのです。
サボタージュの対処法
「それ、サボタージュっぽい感じがしてきたかも…?」
私がよくクライアントさんに投げる言葉です。
クライアントさんによってはハッと気づかれたり、「ほんとだ!」と笑ってくれたりします。
サボタージュは悪いやつじゃないけど一緒にいると行動ができなくなってしまうので、分離します。
擬人化して名前をつけて、やってくる回数を数えたり、どんな時にやってくるか、やってきた時どんな気持ちになるかなどの観察日記をクライアントさんに書いてもらうこともあります。
そうすることで客観的にサボタージュを捉えることができるようになり、だんだんと自己との分離が進み、自分でサボタージュの思考に気づいていけるようになるのです。
私のサボタージュ
コーチとして生きていきたい!と思った時、私を引き戻そうとしたのは、
「大好きな会社や仲間と別の世界へいくの?」
「これだけ頑張ってきたデザイナーとしてのキャリアを捨てるの?」
「コロナの今、独立するなんて無謀だよ」
「会社員の安定さを捨てていいの?」
「子供産みたいなら今の会社で育休もらった方がいいんじゃない?」
などの、多種多様なサボタージュの声でした。
それでも私が今こうしてコーチとして立っているのは、私のコーチや仲間たちの後押しによって、自分が本当はどう生きたいのか、何を大事にして生きていきたいのか、本当は何者になって生きたいのか、その心の響きに沿って生きたい!という気持ちが、サボタージュの声をはねのけたからでした。
強い心の響きは、サボタージュの声を聞こえなくする力がある。
自らの体験をもって、そう確信しています。
人間にもともと備わっている能力は同じです。
成果を出している人は、このサボタージュとうまくつきあい、時に打ち勝ち、はねのけて行動しているのです。
あなたを小さく見せてしまうサボタージュの声に、負けないでください。それはあなたではないのです。
あなたのサボタージュは、どんな人ですか?
あなたの行動を止めようとするサボタージュは、どんな時にやってきますか? 人だとしたら、どんな人なのでしょう?
あなたのサボタージュに、名前をつけましょう!
自分のサボタージュを知りたくなった方、また、気づいているけどなかなか対処できない方は、ぜひ私のコーチングにお申し込みください。
一緒に楽しくサボタージュを知って、 うまくつきあっていく方法を探求しましょう。
そして、あなたが本当になりたい自分、生きたい生き方で、本質から生きていくお手伝いができたら嬉しいです。
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