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恋愛話。part2

彼の大学進学により会えなくなったわたしたち。
どこの大学かは知ってたけど、
当時のわたしにはどうすることもできなかった。

唯一の望みは、わたしの進学先が彼の卒業高だと言うこと。OBとして、関わるチャンスがあるかもしれない。


でも実際は、わたしも新しい生活や部活に必死で←競泳強豪校、それどころじゃなかったのが正直なところだけど、
入学したての頃、彼が友達と部活に顔出しに来てた気がするんだけど、なんか目も合わなくて、全く話せなくて、あれ、なんかそうゆう感じ?って、驚いて。

そのまま関わることなく、わたしは高2になってた。


高2のシーズンが終わり、なんのタイミングか分からないけど彼の固定電話の番号を知ることができた。そして、なんだかよくわからないけど、その日に電話をかけてた。

何にも考えず行動してた。
好きって気持ちさえよくわからないまま。


電話の向こうの彼は、久しぶりな感じは全くなくて。微妙にテンション高く、たくさんのことを話してくれた。
内容はまったく覚えてないけれど、千葉にいる彼にディズニーに行こうってなんとなくわたしが言ったように思う。
今思えばわたしなんでそんな勇敢だったのか。

いいね!行こう行こう!
みたいなノリで、どうやって当日まで連絡を取って約束をこぎつけたのかも覚えてないけど、
とにかくわたしは親が厳しいから、水泳の浜松の友達と待ち合わせでディズニーに行くと話を合わせ、
(実際その友達も彼氏とディズニーに行くから現地で証拠写真も取ろうと約束)

舞浜駅で彼と、待ち合わせをするのでした。


待ち合わせで会った瞬間を何故か全く覚えてないんだけど、ワールドバザールを2人で歩いた景色は今でも覚えてる。
彼はリュックを背負っていて、その時の季節にはすこし暑そうな長袖を着て、わたしの隣を歩いてる。わたしは現実味がただただなくて、意外と淡々と隣を歩いてた。


空いてるわけでも、ばかみたいに混んでいるわけでもないパーク内、スプラッシュマウンテン乗り終えたあとのベンチで2人で写真を撮り、
ビックサンダーマウンテンの近くのチキンバケットが食べれるところでお昼。

トムソーヤいかだに乗って向こうの島に行って、
ホーンテッドマンションに乗った。

ホーンテッドマンションの最後の鏡の、2人の真ん中にお化けがうつる場所。あそこでちゅーすると結ばれる、みたいな都市伝説。
下心ありで、彼に話したわたし。

中学以来の、可愛らしいキスを、またわたしにしてくれた。

もう一個の都市伝説、
イッツアスモールワールドの日本人形の前でちゅー。もちろんその話も伝えたけど、まずどこにいるか把握できず。しかも、一隻にたくさんの人が乗ってるし、そこではできず。笑


その後、可愛らしく手を繋いで歩いて、
楽しい時間は本当にほんとうにあっという間で。

暗くなってきて、シンデレラ城近くにある白雪姫の像が歌う場所を教えてもらって、
いまだにそこが、大好きな場所なんだけど。


いよいよ本当に夜も更けて、パレードが始まるからって人の隙間に並んだわたしたち。
わたしは新幹線で帰らなきゃならないから、パレードを見たら帰らなきゃならなくて。

エレクトロニカルパレードの音楽と共に、
きらきらがあまりにきれいで、
この夢のような世界と時間が終わっちゃうって、とにかくとにかく切なくなって、

パレード見ながら、なんと大号泣したわたし。
「今日がもう終わっちゃうぅぅ〜
 せっかく会えたのに、また会えないぃ〜」
って。
だいぶ書いてて恥ずかしいんだけど。



周りの人はみんな見るぐらい目立ってたし
(そりゃパレード見て泣く人なんていない)
彼も、マジかよって思っても当たり前なシチュエーションだったのに、

ぎゅって、抱きしめてくれました。


「遠いけど、おれが頑張るから。」


一瞬意味が分からなくて、
えっ?ってなったわたし。
そんなわたしをギュってし続けてくれて
周りの人たちにさらに見られる。笑


もう、奇跡でしかなかったよ。


その後、東京駅まで送ってくれて
ドアが閉まる前にちゅってしてくれて、


高校2年のわたしが、ずっと片思いしてた大学2年の彼と、まさかのお付き合いが始まる瞬間でした。


いまだに、ディズニーランドは彼との思い出の場所でしかなくて、
もちろんその後、他な人と行ってるし家族でも行ってるんだけど、
どうしても、この思い出だけは越えられない特別な場所。


絶対旦那には言えない。


そうして、千葉と静岡の遠距離恋愛スタート。
今ならそんなに遠くないけれど、
その頃のわたしにはとにかく遠い距離。

それでも嬉しさだけしかなくて、寂しさも不安も全くなかった。
幸せでシアワセでしあわせだった。


そんなしあわせなお付き合いが
ちゃっかりpart3に続きます。


もう少し、きらきらさせてください。笑

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友達と待ち合わせて、
親への言い訳のために撮った写真。

わたし、一番右。可愛くないなー。


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