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【#12】リハビリ病院編 その6

Kさんとのリハビリは
平行棒の中をとにかく歩いた。


歩いて

歩いて

歩いて


とにかく歩いた。

と、言っても筋トレもする。

筋トレは立ち座りやお尻上げ

立ち座りは本当にキツくて

手を使わずに10回立ち座りすると

汗ダラダラで息も切れていた。


片麻痺には片麻痺の歩き方がある。

この段階で倒れてから1ヶ月以上経ち、移動は全て車椅子。

自分が今までどうやって歩いていたかはもう忘れていた。

前にも書いたが
この時の僕はとにかく足が出なかった。

膝が曲がらないから蹴り出しも出来ない。

長下肢装具を使っての歩きはもう足をぶん回すしかなかった。

僕ははおへその辺りから足をぶん回して歩けば足が前に出せる事に気付き、それで歩いていた。

この時は足が前に出せる事が嬉しかった。

ぶん回しの歩き方

歩けると言っても足のリハビリを行う1日80分、平行棒の中でハーネスを使っての事だが、

リハビリ以外の時間は食堂で座る練習をしていたので、実際休み時間無しでずっとリハビリをしていた。

Kさんは毎日いる訳じゃない。

なので違う人ともリハビリをする時があった。


次にKさんに会う時には前より成長している姿を見せたい。

そんな気持ちで毎日リハビリをしていた。

この時の僕の課題は膝折れ。

※膝がガクッと折れてしまう事(転倒のリスクがある)

膝折れしないよう、立ち座りやスクワットをして膝を鍛え、筋トレ以外の時間は歩行訓練をひたすらして足を前に出す感覚を身体に入れていた。


リハビリを始めて10日くらいだろうか。

今までは病院の装具を借りていたが自分の装具を作る事になった。

次回は装具について書きたいと思う。

つづく

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