知らない方が良いことも?!
妊娠中から何かにつけて思っていたこと。
それは「知らない方がいいこともある」ということです。
エコーをしない助産院
私は助産院で出産しました。
妊娠中の健診も助産院へ。
提携先のクリニックには数回行きますが、妊娠初期に行った後は、安定期頃までの約4ヶ月間は助産院にしか行きません。
そして私の通っていた助産院では、健診でエコーをしないのです…!
赤ちゃんが元気に育っているかどうかは、触診と心音を聴く補聴器のようなものだけ。
(その代わり妊婦さんの体を手厚く診てくれます!)
通常はエコーで大きさを測り、育ち具合を確認しますよね?
それを4ヶ月間全くしないということ。
初めは「え?これだけ?!」と思い、不安になりました。
ぱくちゃん(息子)の成長を見たいし、姿が見れないのは寂しいなという気持ちもありました。
そして久々のクリニックでの健診。
約4ヶ月ぶりにエコーで見るぱくちゃん。
前回に比べてすごく成長している我が子を見て、とても嬉しかったのを覚えています。
でもその反面、
「あ、知らなくていいこともあるなあ」とも思ってしまいました。
それはエコーを見た途端「ちゃんと人並みに成長しているだろうか」という不安な気持ちが芽生えてしまったからです。
エコーでは胎児のサイズをいくつか測ります。
このサイズが分かってしまうからこそ、それが標準と比べて小さくはないだろうか、と心配になってしまったのです。
当時、ぱくちゃんは標準とされる大きさの範囲内でした。
それでひと安心したのですが、もし小さかったら…?
きっと「自分のせいかもしれない」と考えたと思います。
少し標準と比べて小さくったって、大抵は問題ないはず。
しかし知ってしまったら、それがストレスになってしまっていたと思うのです。
助産院での健診はエコーがなく寂しい反面、そういう不安をもつ要素もありません。
慣れてくると心音をきくだけでも「あ、ちゃんと元気に生きてくれてる」と安心しました。
おかげで無駄なストレスなく過ごすことができたのです。
母乳と体重
出産後の赤ちゃんの体重に関しても、同じではないでしょうか。
助産院での入院中、出産直後と退院する日の朝しか息子の体重は量りませんでした。
(裏では助産師さんがちゃんと毎日量ってくれていたのかもしれませんが)
かたや毎日お母さんが赤ちゃんの体重を量る産院もあるようです。
きちんと母乳が飲めているかどうかの指標になるからなのでしょうか。
でも実は産まれてから数日間は、体重が減るのが普通です。
それは母乳などを飲む量よりも、便や尿の排泄量のほうが多いため。
「生理的体重減少」といって、正常なことなのです。
いくら母乳が出ていたとしても、体重は減ります。
もし母乳が十分に出ていなかったら、空腹で泣いたり、ちゃんとうんちが出なかったりと他のところで確認はできると思います。
むやみに体重を量ることで、「母乳が出ていないから?私のせいかも」とお母さんの不安を煽る結果になっていることもあるのではないでしょうか。
それに個人差はありますが、母乳がきちんと軌道に乗るまで1ヶ月はかかると言われています。
最初から体重とにらめっこして母乳の出を気にしていたら、産後もちません。
心身共に疲れ果ててしまいます。
赤ちゃんの成長速度は人それぞれ。
標準はあくまで平均値。
多少体重の増え方が緩やかでも、赤ちゃんはちゃんと成長してくれると思います。
産後間もないお母さんがストレスを抱えるのが、一番よくないと思います。
知らぬが仏
スマホでなんでも調べられるから、SNSで他の子の成長を見てしまうから、比べてしまい不安になります。
私自身、人と比べてしまう嫌な癖があります。
知らなくてもいいこと、知らない方が気が楽なことってたくさんあると思います。
私は健診、出産が助産院で良かった。
無駄に人と比べることなく、心穏やかに過ごせましたから!
情報に惑わされることなく、目の前の我が子と向き合って、
気楽に楽しんで、子育てしていこうと思いますー!
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