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不登校特例校という選択

娘が中学受験をして
不登校特例校に通うことになりました。

特例校という存在も知らないところから
パタパタとすすんでいったこの数ヶ月を振り返ります。

不登校特例校とは

不登校児童生徒等の実態に配慮した特別の教育課程を編成する必要があると認められる場合、特定の学校に置いて教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成することができる特例については、平成17年7月から文部科学大臣の指定により行うことが可能となっています。

文部科学省のホームページには、このように記載されています。
正式名は「不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校」と呼ぶそうですが、学習指導要領にとらわれず、個別のカリキュラムでサポートを受けられる体制があります。

現在全国に17ヶ所あって、公立学校が8校、私立学校が9校あります。

不登校特例校を受験することになった理由

理由は2つありました。

ひとつは、
娘はクラスがに大人数が集まる環境に長くいることが苦手なこと

もうひとつは
これまでの学校のあり方が、娘自身合わないと感じていること

学校で学びたい想いもあるし、友人関係も広げていきたいという想いもあるけれど、

今のクラスの担任の先生からは、中学に行くと今までのような感じでは教員も関わることがむずかしいシステムですよね、とも言われていました。

 
娘が通う予定の中学校は、市内で上位のマンモス校。娘自身も、中学生活をどうするのか、ということに悩んでいたようでした。
ひとクラスの人数編成が多い環境に長くい続けることは、刺激をたくさん受ける娘にとっては、やっぱり身体がとてもつらくなるようです。

公立の学校というのは、なんだかピン!とこないし、だからと言って私立もピン!とこない。フリースクール??にするかどうするか、と言うところだったようです。

そこに、特例校という、これまでの学校のスタイルとは違う場所と出会って、一番しっくりとくる感覚があったようです。


特例校との出会い

色々と相談していましたが、なかなか特例校の情報に辿り着くことが出来ませんでした。

あとできることは、学区を変えることくらいかなーと思っていたところに、ネットで特例校というものがあることを知り、そこから動き出しました。

ほとんど情報がなく時間が迫っていたので、とにかく実際に足を運んで娘の感覚で決めることになりました。

その時期は去年の11月末。
学区を変更するなら、もう申請にギリギリの日数だったので、すぐに受験する学校の見学を申し込むのと同時に、

見学してみて特例校が合わなかった時、予定通りの中学へ進むか、学区を変えるのかどうかという課題も残っていたので、小学校の先生たちの協力もいただいて、公立の両方の学校も合わせて見学させていただきました。



特例校を見学してみた娘の感想

生徒ひとりひとりの個性を大切に関わってくれること

先生と生徒との距離感や
生徒たちがやりたいということを叶えるためのサポートをしてくださること

ゼミ形式のように、自分が学びたいことを選んで参加できる時間があること

授業中につらくなったとき自由にその場から離れて自分をととのえるための専用スペースがあること

ソーシャルスキルトレーニングが授業に組み込まれていること

スクールカウンセラーが常駐していること

ここが娘が自分で受験しようと決めたポイントでした。
プレ登校では授業が楽しいとも話しています。

その他にもたくさん理由はありましたが、受験を決めた特例校は、娘が求めている環境に一番近い学校だったようです。



親からみた特例校

わたしも夫も娘の気持ちを尊重したいと思っていましたが、実際に見学してみて娘が感じていたことと同じような印象を持ちました。

通学にかなりの時間が必要なのですが、ハイブリット授業にも対応してくれているので、当日登校するのがむずかしいときでもオンラインで学習が受けられることも
大きなポイントになっています。
小学校では、休んだ分の学習は自宅で対応していましたが、親がずっと学習をサポートすることには限界もあって、そこはプロにお任せしたいとずっと感じていました。

学習も一人一人ひとりに寄り添って関わってくださる体制があったり、学期末テストがないので過度にプレッシャーもかからなそうな学習環境です。

なにより、先生方が一緒に娘の個性を伸ばして、苦手なところは状況を見極めながら背中を押してくれる、そのサポートが得られることが娘にとって必要だと感じていたので、中学入学のタイミングで出会えたことに感謝しています。


不登校特例校だけれど不登校経験者ばかりでもない

娘が通う学校は、不登校特例校という名がついているけれど、不登校経験者ばかりではなくて、今までの学校というシステムが合わないと感じているお子さんもたくさん通っていると聞きました。

娘と価値観が合いそうなお子さんもたくさんいると聞いて、安心しました。

学校によって、どのようなお子さんが通われるのか違いはあると思いますが、子ども意思を尊重しながら学べる場として、素晴らしい選択肢の一つだな、と感じました。


不登校の先の選択肢はたくさんある

学校という場が合わないと感じたとき、今は本当にたくさんの選択肢があります。情報がまとまっているものがなかなかないけれど、親が情報を集めておくことは子どもが動き出すときに、子どもに合った選択肢を伝えることができるように感じます。

わが家は、ぎりぎりの時期になって動き始めた感じになりましたが、特例校を考えているご家庭は、2〜3年前からオープンスクールに参加している方もいると聞きました。

進学の時になって特例校に通うことをやめることもできるし、就学校の指定変更の理由がかなり緩和されていることもあるので、学校や教育委員会にそうだんするのもいいし、フリースクールや、ホームスクールという学び方もあります。

学校という場所が、つらくて苦しい場所だといつも感じてきた娘だから、楽しいと感じられるような場に出会えないかと、いつも祈っていました。
私や夫が持っていた学校という概念を壊すことは、簡単なときばかりではないけれど、子どものしあわせを考えたとき、子どもが1日の大半を過ごす学びの場に対して、いつもオープンに情報を受けとることが必要だと学びました。


お読みくださりありがとうございます。

【マガジン】不登校特例校に通う娘の話


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