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今さらWISC。HSC気質の娘が検査を受けた理由。

先日、WISCの結果を聞きました。
たくさんの気づきがあったので、

① なぜ検査を受けることになったのか
② 検査を受けてみて感じたこと
③ 検査結果は子どもと共有する必要があるか
④ 検査の結果を未来につなげるためにできること

の視点から綴りたいとおもいます。

WISCとは

はじめに、WISC(ウィスク)についてのおさらいを。

WISC検査は、「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」の4つの指標とIQ(知能指数)を数値化する検査です。

WISC検査は、3つあるウェクスラー式知能検査の中の1つです。
アメリカの心理学者ウェクスラーが、個人の知能構造を診断する目的で開発した知能検査で、70年以上の歴史があります。

現在では世界各地で使用されていて、日本でも最もよく使われる知能検査の1つです。

子どもの「得意な部分」と「苦手な部分」を客観的にみることで、よりよいサポートができるための手がかりを知るために行われる検査です。

WISCでわかる4つの指標

4つの指標を細かくみていくと、わが子の得意、不得意がよりイメージしやすい形で理解できます。

言語理解
言語の理解力や表現力。
言語による推理力や思考力、語彙力など、言葉にまつわる知能。

知覚推理
空間の認知や目でみたものを理解し、表現する力。

ワーキングメモリー
注意力や集中力。複数の情報を同時に処理したり、順序立てて処理したりする力。

処理速度
どれぐらい早く物事を処理できるのかという能力。

娘がWISCを受けることになった理由

入学した学校が、WISCの結果をもとによりその子にあった関わりを大切にする、といった方針があり、検査を受けることの提案があったからです。

わたし自身、目の前にいる子が答えを全て教えてくれるし、WISCにはもともと関心はありませんでした。夫も検査してまでね・・・というタイプ。

ではなぜ、検査を受けることに決めたのか。
それは、客観的に知ることの大切さ、メリットも、看護師時代に学んできたことの一つだからです。

わざわざ申し込んでまでは検査しないけれど、目の前にその機会があるなら、それは受けてみるタイミングなのかも。という安直な考えもありました笑

ですが、
学校と客観的に共通の認識をもって、娘と関わることができることは、新しい環境にストレスを感じやすい娘にとって、そのストレスを和らげることができること、

そして、娘の未来を考えたとき、得意とするところを伸ばしつつ、苦手な部分の脳を育むことで、持って生まれた才能をより活かすことができるかも、そう感じたからです。

検査結果から感じたこと

『そうですよね。その結果、わかります。』
先生から結果の説明を聞き、どう感じますか?と言われて答えた言葉。

WISCの結果、その結果から導き出された関わり方は、わたしが感じていていたこと、やってきたことと一緒。

これでよかったんだなー

ふとそう感じて、わたし自身が安心感に包まれました。
これにはちょっと驚きでした。
ただ目の前のことをコツコツと続けてきたことに、今のままでいいよという後押しを受けたような感覚になって、母のチカラにもつながりました。
思いがけず、嬉しいおまけをいただいた気分です。

娘の苦手と、わたしの反省

検査の結果のなかで、もっと小さなころから、目の前の娘に合わせる関わりをしてあげられたらよかったんだな、そう感じた項目がありました。

それは、『すばやく判断することが苦手』という結果に対して。
物事を深く処理する、入ってきた情報を時間をかけて処理していくタイプのHSC気質の娘。そこは、娘の唯一無二の良さだとわたしは感じていますが、保育園時代の娘へのわたしの関わりは、急かすことばかりしていたな、と反省。

仕事が忙しくて、朝保育園に行くのにも『早くして〜』とよく言っていたことを思い出しました。当時の娘の年齢にしては、行動の遅さなんて微塵もなかったようにおもいます。保育園の先生からも、行動の遅れを言われたこともなく、むしろテキパキしています、しっかりしています、と言われていました。

本当は、ゆっくり『今これして』『次はこれをして』というように、一つひとつを丁寧に感じながら行動して、余裕をもって過ごしたかったのかも、そう感じます。
きっと、時間に追われていたわたしの言葉や気持ちを察知して、そこに合わせるように行動してくれていたんだな。
娘の深い愛とわたしを成長させてくれる気づきを送ってくれる娘に、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

検査結果の共有はどうする?

じぶんのことを、客観的にみることができる娘。
WISCの結果も、きっとプラスに受け止めることができると感じています。
でも、今回は伝えていません。

WISCの結果は、子どもの個性に大人がどう合わせていくことが必要なのか、その指標だとわたしは思っています。

だから、検査の結果を直接伝えることよりも、日常生活のなかで得意なことを伸ばして、苦手なところにどのように取り組むかを、私たち夫婦がさりげない関わりの中で実践していきたいと感じています。
娘には、その方が合っているような気がするんですよね。

それでも、前に進むことがしんどいと娘が感じるようなときには、結果を伝えることで、自分自身を客観視できる可能性が高いので、それも一つの方法かもしれません。

未来につなげるためにできること

今現在の娘は、じぶんの感覚を一番大切にしながら、ペースを決めて生活しています。たぶん、家族のなかで一番、じぶんのココロとカラダの声を丁寧に聞いています。

そして、ひとつひとつをじぶんの意思で決めて行動することの積み重ねが、行動の習慣になっています。

ただ、苦手なことがあるのは確か。
繊細っ子あるあるなのか、はじめてのことが苦手が多めです。

すべてをできるようにする必要は全くないけれど、じぶんの人生を思いっきり楽しむために、苦手を越えられるチカラをさらに育んでいきたいとこれまで感じてきました。

脳は何歳まででも成長するから、今、客観的に脳の特性を知ることができたのは大きなギフトでした。

WISCの結果から、子育てのヒントをまた受けることができたので、これまでどおり、心地のよい暮らしと、コミュニケーション、エッセンシャルオイルのケアを続けて、のんびり、ゆったり、娘の成長を楽しんで見守っていきたいと感じています。

最後までお読みくださりありがとうございます。



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