見出し画像

悲しみのその先のステージへ


ペットロスと向き合う


1月11日は飼っていた愛犬の
3回忌でした。

今思い出すと
思い出がじんわりと
心を温めてくれます。

ですがお別れはとても悲しく

2年くらい
思い出すたび悲しくて
涙があふれていました。

お別れすると
『こんなに悲しいと思わなかった』

それが率直な感想です。

ペットなのですが
家族のように我が子のように
思っていたからです。

愛犬が生きている間に
『愛玩動物飼養管理士』と
『老犬介護士』の資格を取得しました。

老犬になって足腰も弱り
心臓の薬を飲ませるようになり
どんな事に気をつけてあげればいいか
勉強したかったからです。

さらに
『ペットロス検定』2級を取得したのは

自分がペットロスになった時
どう対処したらいいのか
知っておきたかったからなんですね。

これが後にものすごく
心構えとして
自分の助けになってくれましたので

ペットを飼っている方も
そうでない方も
周りの方がペットロスになった時などに

お役立ていただければと思い
こちらを書かせていただきました。


ペットロスへの対処法




①とことん悲しみつくすこと

愛犬が亡くなって当分の間
最後のお別れのシーンを何度も思い出して
ひとりで号泣する日々でした。

さらに仕事から帰る時、

『早く帰らなきゃ!あの子(愛犬)が待ってる!』
と思ってしまうのです。

『あっもういなかった…』

現実に気がついてまた涙しました。

でもこれはペットロスから回復する為に
必要な道のりだと思って
とことん悲しむ事にしました。

悲しみを抑圧して感情を表に出さないでいると
かえって長びかせる事になるそうです。

周りも早く立ち直らせようとして

『落ち込んでないで早く元気出して』

と励ましたりしないでくださいね。

そしてもうひとつ
言ってほしくない言葉。

『そんなに悲しんだら
亡くなった子が
あなたを見て悲しむよ』

それも言って欲しくないですね。
言われた方はもうそれ以上
悲しむ事ができなくなります。

ではどう接して差し上げるのが
一番いいのか、悩みますよね。

ただひたすら
悲しみに寄り添ってあげてください。

話を聞くだけでいいんです。

私は同じように
ペットをなくした友人と

『悲しいよね』
『辛いよね』と

電話で話す事で
かなり心が楽になりました。

ひとりで苦しまず
心を許せる誰かに

ぜひ相談してみてほしいと思います。


さらにペットを亡くして苦しむ人を
どうにかしてあげたいと
こんな相談を
私にしてきた人がいました。

『ワンコのお墓に
毎日出勤前に
1時間かけて
お参りに行く子がいるんだけど
「もうやめなよ」って
止めた方がいいかな』と

相談されたのです。


私の答えは


『いいんです。』

『たとえ半年でも1年でも
何年でも気がすむまで

毎日お参りに行かせて
差しあげてください!』

とお伝えしました。

とにかく悲しみつくすのです。
それが1番の回復の道のりです。


②ペットが元気なうちからどんな『みとり』をしてあげたいのか考えておく


終末期ケアや弔いの方法を
日ごろから考えておくのです。

最後まで延命治療をするのか
安楽死や自然死を選ぶのかも

お葬式をするかしないか
するならどんなお葬式をしてあげるのか

考えたくない事かもしれませんが
考えておくことで

実際に直面した時
気が動転していても

決めていれば行動に
移すことができます。

何より『あの時こうしてあげていれば』
という後悔を少しでも

減らすことができるかもしれません。


③無理せず医療機関へ


ペットロスは病気ではありませんし
いずれ悲しみは少しずつ
癒えていくのですが

中には日常生活が送れないほどの
症状に苦しめられる方もいます。

ペットロスが重くなる人は

根がマジメで几帳面
責任感が強く
熱中しやすく
献身的なタイプが多いそうです。

特にペットとともに
幸せに生きることに

人生の最大の意味と
価値を置いていた場合

お別れは相当辛くなります。

心身の不調
(食欲不振や過食、不眠など)が

長く続くようでしたら
我慢せず
ペットロスに精通する医師や
臨床心理士、カウンセラーなどの
専門家に相談することをおすすめします。



飼っていたダックスフンドを色鉛筆で描きました。

最後に


大切な家族ともいえる
ペットを失ったら
一定期間の癒しの期間が必要です。

私は癒しの期間に
周りの優しい方々に助けられ

たくさん癒してもらった事で
次のステージに進もうと
思えるようになりました。

新しい事を始めよう
という気持ちになりました。

癒しの期間は
つらい日々でもありますが

心から話せる
最高の友を見つけられたり

自分を見つめ直す
きっかけになったりと

辛い事ばかりではありません。

そして、『頑張って忘れよう』
とする必要はありません。

悲しいのはそれほど
大好きだった証です。

姿は見えなくなっても
心の中で幸せな思い出は
永遠に消えない

それでいいと思います。

時々思い出して
悲しくなってもいいんです。

そんな自分を丸ごと受け入れて

自分で自分に優しい言葉を
かけてあげてくださいね。

心から笑える日がくることを
信じて過ごしてほしいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?