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普通教室のプロジェクター選びVol.4

「ウルトラワイドはどうか」


機種選択の幅はとても狭いのですが、16:6という、4:3を横に2枚並べられる画角の商品があります。


SAKAWA社 ワイードプラス

これだと、2つの画面に投影出来る形です。
すごいですよね。

詳しくはサカワ社のHPをご覧ください。初めて見る人は感動すると思います。



個人的な感想になってしまいますが、ウルトラワイドならダントツで”ワイード”という商品をおすすめします。
EPSONもありますが、機能的にはお勧めしません。

https://www.sakawa.net/wiiide/

ぜひ一度HPをを見てみてください。
黒板を扱ってきた会社が作ったプロジェクターだけに、黒板と教室のことをよく考えて作られた商品だと思います。

・レーザー光源
・1台で2入力
・黒板投影を考えた色調整も可能
・入力ボックスはなかなか堅牢性高い

本当に良い商品ですよ。
ただ高いですけど。

私の学校の場合は、悩んだ結果、ギリギリのところで採用しませんでした。

1番大きかった理由は、画面サイズです。
サカワさんのHPで最大130インチと書いてあるのですが、それはあくまでウルトラワイドの画角に1枚で投影した場合です。
残念ながらワイードを使っても縦の幅だけは物理的に大きく出来ないので、横に広げた形で130インチ。
大きい画面とは言えないんです。一番うしろの席の生徒さんは目を細めて画面を見ることになると思います。
2つに割ったら65インチですからね。

本当に大事なのは、画角の縦を大きく出来るか。
ここだと思っています。

ウルトラワイド1枚の投影は、たぶんほとんどの先生が使わないと思います。
横に伸びてしまうので。
その使い方は期待しないほうが良いかと思います。

ただほんとに素晴らしい商品だと思うので、
決断は難しいものがありました。

1台は購入し、1部屋に導入して試しました。
そのくらい、とても悩みましたね。


「まとめ」


Vol4までお読みいただきありがとうございました(笑)

やはり書くと長くなってしまいました・・・ここまで読んでいただいた方がいたらお付き合いありがとうございます。

全教室分の投影機器導入は後戻り出来ないですから、
これは本当に不安ですし、極めて慎重な選定となります。

失敗出来ない大きな案件で色々なアイデアも欲しかったので、
無理言って他校に見学もさせていただきました。
これに関しては本当に良い機会、刺激を受けました。
嫌な顔せず施設見学させていただいた学校さんには感謝しかないですね。


私の性格は基本的にケチなので、
コスパを重視してしまうところがあるのですが、
プロジェクターに関しては、お金をかけるところはしっかりかけたほうが良いです。
後から変更ききませんので。

失敗しない、自信を持てる環境にしましょう。


長年、普通教室にプロジェクター設置は夢の環境でした。
やっと実現でき、しかも2画面で大きく映せるようになりました。

多くの先生方が使ってくれているところを見て本当に感動しています。
凄まじい進化を感じています。


ただ、授業のデジタル化が進んだ分、今後は”書く”ということがどれだけ大切かとか、改めて考えなければならない事も感じています。

そもそもICT教育ってそんなに強く進めるもの?
なんて。心のなかでは色んな考えが生まれています。

でも世の中のICT教育への流れがあるから
教室改革が実現出来たのも事実。

機器入れておしまいではなく、これからもその効果と反省点も検証していきたいと思います。


黒板を無くして教室前面に大きく取り付けたホワイトボードも
実は色々工夫しているので書きたいところなのですが、
今回は長くなってしまったので別記事にて。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

教室環境を検討している先生がもしこの記事にたどり着いているとしたら、心からその成功をお祈り致します。
頑張ってください!


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