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後天的ポジティブメソッド#4 笑顔をつくる

ネガティブな思考の私がやっていたことは、「ポジティブを演じる」ということ。漫画の「元気な明るい人気者」キャラの主人公に憧れて、学校ではそんな自分を演じていました。家に変えると、両親がケンカばかりしていて、暗い気持ちで過ごしていましたが、学校くらい明るい気持ちで過ごしたい、そう思い「明るい元気なキャラ」を演じていました。

幸福学の第一人者前野隆司さんの著書『実践!ポジティブ心理学』では、
「無理やりでも笑顔をつくると楽しい気分になる」と書かれています。
お箸のような清潔で安全な棒を歯でくわえ、口角が上がった形をつくると、楽しい気分になれるという実験結果があるそうです。脳が「笑顔になっているということは幸せなはず」と勘違いするから。

笑顔でいる瞬間は幸せと感じることができていたのでしょう。「明るい子」を演じることで、発言がポジティブになり、さらには人が集まってきてくれる。演じることで、私は心のバランスをとっていました。

大人になってから、離婚を経験しました。離婚協議中の1年間、誰にも相談できず、ずっと暗いトンネルの中にいるような、このまま自分はどうなっていしまうんだろうという大きな不安。けれど、人前に出る時は、明るい自分を演じていました。友人からは、「いつも幸せオーラが出てるね」と言われていました。「自分は不幸のどん底だ」と思っていましたが、外ではポジティブな自分を演じることで、なんとか自分を保っていたと今では思います。自分で自分をネガティブの渦に巻き込まれないようにしていました。

ポジティブな自分を演じていると、ネガティブに落ちすぎずにすみます。そして演じていると、それがいつの間にか当たり前になっていきます。最初は演技でもいい。最初は違和感があっても、それがいつのまにか当たり前の自分になっていく。まずはポジティブな人はどんな発言をするか?どう振る舞うか?を考えて、少しずつ実践していく。まずは口角をあげて、笑顔をつくることから始めてみましょう。


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