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あなたは、『今の子育てでいい』と自信を持って言う事ができますか?

「わかりやすいレール」がない時代の子育て


私の学生時代は、「いい学校に行って、いい会社に入れば、いい人生を送ることができる」という価値観で育ち、

また、自分の子育てにおいても、その価値観で子どもを育ててきました。


給料が高い、安定した企業に就職するためには、いい学校に行かなければならない。

いい学校に行くために成績をあげる為に塾へ行く。

幸せになる「成功」のイメージみたいなものがありました。

その為に、両親は精一杯の応援をしてくれました。

だからこそ、私も、我が子には、できる限りのことをしてあげたいと思って、頑張ってやってきました。それが、良い親であり、子どもにとって幸せになると信じて疑わなかったからです。

しかし、現在は、多すぎる『子育て情報』におぼれ、選択肢は多様になっているからこそ、何が成功なのか?何が正しい子育てなのか?子育ての軸を定めること自体も難しくなっていると思います。


親は、子どもにできることであれば何でもしてあげたい。と思うがばかりに、ついつい子どもに押し付けになってしまう気持ちもわかります。

25年間の保育現場でいた中で感じていたのは、今までの教育の考え方から抜け出せない体質の人が多いことです。でも、私は、保育現場の先生方を責めるつもりはありません。それは、今の保育体制では、変えたくても変える事が難しいということを十分わかっているからです。だからこそ、子育て中のお父さんお母さんに、そこを補って頂きたいのです。

大人が望むことを、子どもにさせる体質になっている事から見直してみませんか?

このことは、子育て中の方に限ったこととは考えていません。

今は、子育て中の方よりも、子育てを終わられた方が圧倒的に多いのです。

その人たちが、無意識にやっていることや当たり前にやっていることが、子どもの可能性や子どもが自ら学んでいく力を奪っているということに、気づいてくれない限りは、子どもは、大人の言いなりになるしかないのです。

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