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幸せとは何か

人生には幸せ以上のものがある
 エミリー・エスファハニ・スミス

幸せを追い求めても、幸せにならない。
幸せになるためには、「生きがい」が必要だ。
「生きがい」をもつと、逆境に強く、仕事や勉強の成果が上がり、長生きする。
では、「生きがい」のある人生とは何か。

「生きがい」のある人生には、4つの柱がある。

「結びつき」
形式的なものではなく、愛情で結びついているもの。家族、友人、コミュニティ。知り合いがいるのに挨拶しない、相手がいるのに携帯をチェックしたり・・。相手の価値を認め、愛情をもって接する。

「目的」
自らの強みを他者のために使うこと。前進する理由をもつ。

「超越」
日々の喧騒からふとは離れ、自我の間隔が薄れ、高次なものと一体の間隔になる瞬間。ある研究では、学生たちに60メートルを超えるユーカリを1分間見上げさせた。その学生たちは、自己中心的でなくなり、人を助けるような状況で、より寛容になったという。

「ストーリーテーリング」
過去の事実は変わらないが、その事実をどうとらえるか。自分の不遇をかこつ物語にするのか。それとも、過去の事実、目の前の事実からポジティブなものを見出すか。全ては自分次第。

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現代は、より便利で、より快適に生活できるモノに溢れている。
しかし、幸福を感じる人はどれくらいか。
日本では、自殺者が増加。不登校児も、過去最多を更新。職場では、時間や雑務に追われ、常に全力疾走。一人一台端末が入り、クラウドをベースとした環境は、数年前からは考えられない恵まれた環境にも関わらず。新しいモノが導入されても、結局は変わっていない。

「結びつき」「目的」「超越」「ストーリーテーリング」

今の自分に欠けているものばかりだ。

目の前の「結びつき」を大切にし、
他者のために強みを活かす「目的」をもつ。
日々の中で、「超越」した時間や空間を意識して確保し、
成功も失敗も受け入れ、教訓を見出す「ストーリーテーリング」。

「働きがい」の前に、「生きがい」を。

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