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📘恋愛の発酵と腐敗について📘

「恋愛の発酵と腐敗について」を読んで📘

錦見映理子さんの大人の恋愛小説です。この題名と表紙に惹かれて発売されてすぐ買いました。

紅茶の店マリエを営む女性のリアルな現実と性。紅茶やサンドイッチを食べながらこのお店で交差する人間模様。パン屋の虎之介という男が不思議な魅力を放つ。言葉少ないが彼に触れるとなぜか吸い込まれていく。。。

パンに情熱をそそぎこだわりを持つ虎之介。この男がとてもエロい。色んな女が彼に翻弄されるが、彼から口説いたり迫ったりはしない。不思議な魅力を持つ男。そして彼はとても変わった関係性を好んでいて。。。

私この物語めちゃくちゃ好き!脳が溶けそうになった。彼の肌感やしっとりとした感覚まで伝わってくるようで、五感で感じる小説だ。

カフェのお話もリアルで楽しくて読んでいてワクワクしたし、恋愛も性もありきたりな「普通」を超えていく✨

そこがとてもよかった。本当にこれ好きな話。あるわ、わかるわと共感してしまいましたが、きっと多くの女性は共感できないと思う。かなり経験を重ねた女性にオススメ。

私はこの虎之介にとても惹かれた。

理屈じゃなく、理性とか常識を超えていくような性の体験をしたことがありますか?この問いに読んだ人たちはどう答えるのか、を楽しむ物語だなと。

この中である女性が言ったセリフが好き。心に深く残っている。
「体の相性が良くて良すぎて。愛なんかどうでもいい」
くぅー!かっこいい。こんなこと言えるのが大人の女性なんだろうなと。

ほんっとによかった!この一冊❤️とてもエロかった。綺麗事言わない、リアルで残酷な恋愛物語。


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