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コロナワクチン接種、5月以降の注意点は? 申請が必要な場合も

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種のあり方が大きく変わる。これまでは決められた間隔を空ければ、対象者は好きなタイミングを選べた。5月8日以降は接種を受けられる時期が限られる。接種券の配布方法も自治体によってさまざまで、希望する人が機会を逃さないよう、どのタイミングで実施されるのか確認しておきたい。

毎日新聞より引用

2021年2月から始まった新型コロナのワクチン接種において、日本では12歳以上の人に最大で5回の接種機会を提供しています。高齢者や基礎疾患がある人を中心に接種を行ってきましたが、5月8日からは感染症法に基づき、季節性インフルエンザや麻疹と同じ5類に変更されます。

無料で接種を受けられる点は変わらないものの、2回以上接種を終えた人は今後、いつでも接種を受けられるわけではなく、接種時期が春夏と秋冬に分かれます。2回以上接種を受けた場合は、通常は秋冬の1回のみとなります。ただし、65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人、医療従事者や介護従事者など一部の人々は、春夏も接種を受けられる場合があります。春夏はオミクロン株対応ワクチンを使用することが決定されています。

オミクロン株対応ワクチンをまだ接種していない人で、今年の秋冬まで待ちたくない場合は、5月7日までに接種を受けなければなりません。一方、「初回接種」と呼ばれる1回目や2回目を終えていない人は、23年度中はいつでも接種を受けられる予定です。

5歳から11歳までの子どもたちは、12歳以上の人々とは異なり、オミクロン株対応ワクチンの追加接種が3月に始まったため、8月まで接種を受けることができます。ただし、基礎疾患がある場合は、前回接種から3カ月以上空いている場合に限り、春夏にさらに1回追加接種ができます。

6カ月から4歳までの乳幼児は、引き続き初回接種(1回目から3回目まで)を受けることができます。

春夏接種の対象者には、自治体によって異なりますが、接種券の配布方法もまちまちです。

自治体が基礎疾患がある人や医療従事者、介護従事者などを正確に把握することは困難であるため、兵庫県姫路市では、2回目までの接種が済んだ65歳以上の高齢者と、オミクロン株対応ワクチンの接種を終えた人々に接種券を送付する形をとります。一方、東京都足立区では、高齢者には一斉に送付する一方で、基礎疾患がある人々は申請制になっており、接種券は申請された人々にのみ送られます。

茨城県古河市では、これまでに基礎疾患があると申請している人や医療機関を通じて接種券の発行を依頼した医療従事者らには接種券が送付されますが、それ以外の人々は申請を行う必要があります。神戸市では、基礎疾患がある人々や医療・介護従事者のうち、5回接種を受けていない場合は申請が必要となります。

ただし、春夏の接種対象であっても、接種券が届かない場合があるため、住んでいる自治体の情報を確認することが重要です。

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