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『タイムマネジメント大全』を、あなたの代わりに読んでおきました

「タイムマネジメント」とあるが、「時間管理」の本ではありませんでした。

この本は、「あなたは全ての人に平等に与えられている時間をどう使うか」という強烈な問いかけをしてきます。「自分にとって理想の時間の使い方は?」「もし、もっとプライベートの時間があったら何がしたい?」といった問いを立てて考えると良いでしょう。

そして、あなたがあなたの時間をどう使いたいか目標がおぼろげにも見えてきたなら、後半の「こういう風にするといいよ」という方法論が役に立ちます。


タイムマネジメントするうえで、特に目的のない受動時間を1日1時間以内にしようと書いてありました。

僕の場合、それより長い時間をただスマホを見たり、テレビを観たりする受動時間に使ってしまっています。

本書に従って自己分析すると、ソファに座ったり、ベッドに座ったり、スマホを持ったりすることが、受動時間突入のトリガー(引き金)になっていることが分かりました。本文にはトリガーを変えるといいと書いてあったので、ソファやベッドの代わりに椅子、スマホの代わりにPCを開くようにしてみようと思います。


最近よく言われる、マルチタスクよりシングルタスク(複数のことを同時にやろうとしても効率悪いから、一つのことに集中して一個ずつやっつけた方がいいよ)についても書いてありました。

その中で、集中力が散漫になる要因として、承認欲求があるという記述に目が留まりました。
僕は昔から目の前のことよりも、周りのことや、ほかの場所・ほかの時間で起きていることの方が気になる性分です。もしもその原因が承認欲求だとしたら、恥ずかしいけれど納得がいきます。他者からの承認を得るために、今ここにないものに関心を寄せ、他人の欲求に応えることで、一人でも多くの人に認められたいという欲求。

自分の欲求を優先する勇気、他人からの承認がなくても自分の価値は変わらないと思える強さが足りていないことが根本の原因です。

タイムマネジメントの本で、自分の未熟さまで発見でるとは思いませんでした。こういう出会いがあるから読書っていいよね。

『タイムマネジメント大全』池田貴将 著 (大和書房)


立崎直樹

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