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ゴールに到達したいなら、「今、ここ」にスタートラインを引こう
目標を設定して、達成のための手段も考えたのに、なかなか動き出せないことはありませんか?
「今日から自分は変わる」と決めたけど、行動を起こせないことはありませんか?
そして、反省する。
「目標が高すぎた」と。
目標は正しい
たとえば「一生のうちに一度は、日本一高い場所に立ちたい」という目標を立てたとします。目標地点は当然、富士山頂です。
でも、何年経っても目標が達成されないとしましょう。
なぜでしょうか。
富士山登頂という目標が高すぎたから?
筑波山にするべきだった?いや、でも筑波山だと”日本一高い場所”じゃないし。
日本一高い場所に立つと決めた時点で、頭の中では富士山頂にゴールフラッグを立てました。富士山は日本一高い場所ですから、目標(ゴール)は正しい。
目標(ゴール)は、あなたが「そこへいきたい」と思った地点です。”思った”だけなので、実は正しいも誤りもありません。
※目的と目標がズレているときには、目標が間違っていることもあります。その話はまたいつか。
目標をノートに書いたら、実現する。。。はずだったのに
目標はノートや手帳に書くことで、実現するという話があります。
実際にその方法で成功している人が、たくさんいます。
自分の手で書くことにより、脳に深く刻みこまれ、脳が目標達成を引き寄せる行動を促す。
書いた目標を日常的に目にすることで、常に目標を意識した行動をするようになる。
などは、実験に基づく科学的な根拠も示されています。
では、ノートに「一生のあいだに富士山に登る」と書いたのに、実現しない人は何が足りないのでしょう。
スタート地点はどこだ?
ゴール(目標)があるということは、スタート地点があるはずです。
スタート地点?
そうだな。麓から登るのは大変だから、バスで五合目まで行くとして………だから、スタートは五合目の富士吉田口です!
ここに落とし穴があります。
五合目に着いたあとにはじめて、富士山に登ろうと決める人は、おそらくいません。富士山に登ると決めてから五合目まで来ているはずです。
実はそれなりの準備をした上で、富士山の五合目にたどり着いたならば、かなりの確率で富士山の山頂に辿り着けます。
富士山に登れない(=目標が達成できない)のは、スタート地点の五合目に辿り着けない人です。
なぜスタート地点に辿り着けないかというと、現在地からスタートラインまでが遠すぎるから。
今、五合目どころか、麓にすらいないのに、スタート地点を富士山五合目に設定する。これでは、いつまで経ってもスタートすることができません。
スタートしなければ、ゴールできない。
目標に早く到達する人は、富士山に登ると決めたときに、スタートラインを今の自分の目の前に引きます。
「今、ここ」をスタート地点にするのです。
まずはスタート地点に立ち、登山に耐えられる体力があるのか、登山用品は持っているか、登山に行くための休暇を取得できるか、富士山に行くためのお金はいくら必要で、今はいくらあるのか、など、今の自分の状況をよく理解します。
スタートからゴールまでの距離がわかれば、体力をつけるための練習登山はどうしよう、どんな登山用品を揃えよう、仕事の調整、旅行資金の調達など、具体的な道筋が見えてきます。
あとは、ゴールまで一歩ずつ前に進んでいけば良いわけです。
すると、いつの日か5合目に辿り着き、ついには目標だった日本一高い場所へ到達することでしょう。
「今、ここ」がスタートライン
マネジメントにおける目標達成に関しても、スタートラインの設定はとても大切です。
残念ながら、バラ色のゴールを描きながら、スタートラインを引いていない、もしくはスタート地点を現在地から遠く離れたところに設定するマネージャーは少なくありません。
大切なので、繰り返しますが、
スタートしなければ、ゴールはできません。
スタート地点を遠くに設定すると、なかなかスタートできません。
だから、スタートラインは「今、ここ」に引きましょう。
ここまで言っても、
「本当の自分を取り戻せたら、スタートできる」とか
「必要な資源(人・もの・お金)が揃ったら、スタートできる」とか言って、スタート地点を遠くに設定する人がいます。
たとえ、あなたが今、調子を落としていて”本当の私じゃない”と思っていたとしても、”今の私”が、今の”本当の私”なのです。
「今、ここ」にスタートラインを引くとは、”今の本当の私”を知り、受け入れることです。
受け入れるとは、「調子が悪くてもいい」、「実力を十分に発揮できていない状態でもいい」と認めることです。
調子が上がってくるのを他動的に待つのではなく、調子が悪いなりにゴールに向かってスタートを切った方が(たとえば、回復するまで休むと決めて休み始めることも、スタートすることになる)、確実にゴールへ近づきます。
さぁ、どんなに小さなゴールでも、決めたら今すぐ目の前にスタートラインを引いて、一歩で超えていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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立崎直樹
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