東京のスズメたち (poem-no-tsumori)
朝、駅を出て 交差点を渡る
その信号機からよく スズメの声が聞こえてくる
チュン おはよう! なのか
チュン いってらっしゃい! なのか
季節を問わず 鳴いている
都合よく考えれば わたしへのエールと
今日もスズメたちに 背中を押してもらって
仕事へ 行くよ 行ってくるよ
と、見上げて心の中で 返事をする
都会で働く大変さを
スズメたちもきっと ここで生き抜くのは大変だろうと
勝手に想像して わたしの思いを 重ねている
ありがとう スズメたち君たちは
とても小さいけど
と