そこで足をバタつかせる君を (poem-no-tsumori)
夏から秋にかけて、君と出会う
玄関のドアを開ける、足元に
ときどき、君がひっくり返って
足を、バタつかせている
コンクリートの床面、まっ平
どうして君は、着地を失敗して?
丸い背中で、転がって
カラダを戻そうにも、掴まるモノがない
ここはニンゲンの住む、超人工の
無機質で無慈悲な、冷たい物質
自然界であれば、君の周りには草花あふれ
棒切れや枯れ葉で、満ちている
何という虫か、丸いカラダの君
つい笑ってしまうし、少しニガテだけど
放っとけないから、助けるよ
これに懲りてもうここへは、来ないように
**************
最近は詩人な気分です。ヘッタクソな詩(のつもりです…)を、お読みくださった方に感謝申し上げます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?