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#15 「なんでミスをしたんだ!」原因論を使うと人は離れていく

私は15年経営者やっているので、お友だちは経営者さんが多いです。
色んな経営者さんがいますが、

「社員を幸せにしたい」
「社員が楽しく働いて、利益を出して、みんなで楽しむ…そんな会社にしたい」

と思う経営者さんは、少なくありません。

しかし、そんな会社でも

「みんなが楽しく働いて、幸せになって欲しい…そう願って、これだけやっているのに、社員には分かってもらえないんだよな…」

と頭を抱える方もたくさんいます。




心の中では社員を責めていた!?

以前の私もそんな感じでした。

でも、社員の顔を見ると

「なんで、自分から考えて動かないの?」
「なんで、こんなことくらい気づいて、自分たちで改善しようとしないの?」
「なんか、不満でもあるの?」

など、なぜ?なぜ?なぜ?が頭の中をグルグル回る日々でした。


そんな日々でも、

「何のために会社やってるの?」
「どうなりたいの?」

と聞かれたら

「社員が生き生きと働いて、ちゃんと利益も出して、それを還元させて…みんなが幸せになる会社にしたい!」

と、超理想を語るわけです。

でも心の中では社員を責めていた…



〔原因論〕で人はやる気をなくす

私はアドラー心理学を勉強しているのですが、そこで学んだことが原因論
原因論とは

「なぜ〇〇なんだ?」

という問いをして、原因を追究することです。

トヨタのカイゼンで有名ですが、これ、機械やシステムにはOKなんですが、人にやるとデメリットがいっぱいなんです。


アドラー心理学を学べるヒューマン・ギルドの岩井先生は

行動の否定 × 『Whyなぜ?』を3回 = 人格否定

と言っています。

「なんで、こんなことになったの?」
「なんで、お前はいつもミスをするんだ!」
「なんで、遅刻したんだ!」

このように、相手を責める言葉になってしまい、人格否定と感じるようになり、その人のやる気はそがれてしまいます。

さらに…

言われたほうは、つじつま合わせのために50%ウソをつく

とも…

いや~~何気なくとはいえ、怖い言葉を使っていたものです(;^_^A

これを使い続けていたら、社員さんは一人二人…といなくなってしまいますよね。




〔目的論〕で未来を明るく!

ではどうするかというと、原因論の逆〔目的論〕を使うのです。

もし、社員や部下がミスをしたときに「なぜ?」と、瞬間湯沸かし器のように感情で反応するのではなく、

「今後ミスをしないようにするには、どうしたらいいんだ?」

という、そもそもの目的から考えるのです。

社員への対応は、まず

しっかり相手の話を聴くこと

です。

ミスが起こってしまった経緯を真剣に、こちらの意図なく聴く。

一通り聞いたところで

「なるほど、状況は分かりました。
 で、あなたは、どうしたらいいと思う?」

と聞くわけです。

通常ならばここで、本人は自分でどうしたらいいか考えます。

ミスをした、遅刻をした…自分がいけないことは分かっているわけです。

その解決策を自分で考えさせるのです。

そうすると人は、〔自律型人間〕に変わっていきます。

そして、自分を成長させてくれる上司や会社のもとを離れることは、激減するでしょう。



さて、本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪



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