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#43 「優秀な人材」が欲しい!と思っている経営者さまのための、指示ゼロ的人財募集法

今、私の周りの経営者さんが困っている…と、口々に言うことが

「優秀な人材が確保できない…」

ということです。

中小企業の場合、優秀な人材を確保することは、そもそもとても困難です。

一般的に言われている「優秀」な人たちは

・有名大学卒
・一般常識は教えなくてもできる(完璧)
・仕事に必要な最低限のスキル(officeの使いこなし、電話対応、挨拶…)
・営業、製造、開発など、多少の専門スキル

などなど…

企業によって、なにをもって「優秀」かは、違うと思いますが、先ほど挙げたものが、なんとなく、世の中の「優秀な人材」と呼ばれる人たちではないでしょうか?


有名大学…とはいかなくても漠然と「仕事ができる人が入ってくれたらいいな~」なんて思うことはありませんか?

しかし、やっぱり、これではダメなんですね…


◆あなたの会社にとって「いい人財」を決める

「優秀な人材」が欲しいと思う企業さんに、まずやって欲しいのが

あなたの会社にとっての「いい人財」とは、どんな人なのか?

を、決めるという事です。

そのための指示ゼロ的なおすすめの方法をお伝えします。

①社員全員(或いは部署)で「こんな人がいいな」をとにかくたくさん出す

できれば1時間くらい時間を取って、小さな会社なら全社員。ある程度の人数がいる場合は、募集している部署ごと。

みんなで集まって、ブレスト(ブレインストーミング)をします。

もう、なんでもOKです。

イケメン!とか、優しい!とかでもOKです。
(上司の立場であまりセクハラになるようなことは避けて下さい(;^_^A)

15分くらいかけて、付箋(5㎝角がおすすめ)に書いて、もう出ない!という所まで出してみてください。

※付箋に書くときは、フェルトペンなどのある程度太さがあるペンがおすすめです。(付箋もペンも色はなんでもOK)


②グルーピングする

出てきた付箋を、グルーピングします。

「これとこれは同じだよね~」とか「グループ的に一緒だよね」とか…

これも、チームでまかせてワイガヤでやってもらいます。
(指示ゼロ的には、あまり上司は口を出さないでくださいね)


③分けたグループ毎に「なぜ、そういう人財がいいのか?」という理由を考える

例えば、「遅刻しない人」「時間を守る」…という付箋が貼ってあるグループについて、「なぜ、私たちはそういう人が欲しいのか?」ワイガヤで意見を出します。

※この時、立ってやると意見が出やすいです
書記さん(メモ係)は、決めておいてください

「なぜ?」を考えながら、具体的すぎる場合は、抽象度を上げていきます。

「私たちはこんな人と一緒に仕事がしたいです!」

と言う時に「遅刻しない、時間を守る…」など、具体的なことを挙げていくと、きっと大変なことになります。

「遅刻をする、時間を守らない人がチームにいたら、何が困る?」

とファシリテーターさん(リーダーさん)は、チームに投げかけてみてください。そうすると、抽象度が上がっていきます。

「仕事が任せられないから」
「信頼できないから」

というような答えが出たら

「信頼し合えるチームメンバーと仕事がしたいってことだよね?」

のように合意を得ていきます。

そして、これを、募集要項に組み込むわけです。


◆欲しい人材について募集要項に組み込む

恐らく多くの会社がホームページに「リクルートページ」があると思います。
そこに、条件ばかり書いていませんか?

条件は最低限で構いません。必要なのは、その会社が「どんな人と一緒に仕事がしたいのか?」を書くことです。

例えば…

「私たちは、チームメンバー同士がお互いを信頼し合い、助け合い、日々仕事をしています。困ったときには「助けて」と言える、困った人がいたら「大丈夫?」と手を差し伸べられる、そんな人を求めています」

というような文章にしたら、「人のこととかどうでもいいし…」と思っている人は、応募しにくくなります。

さらに、面接のときに、「今まで困ったときに、どのように周りに助けを求めましたか?」と聞けば、すぐに出てくる人は、周りに助けてと言える人であり、自分も助けてあげられる人…である可能性が高くなります。


実はこのワークをやると、会社や部署が大切にしている価値観を共有するワークにもなります。

会社の価値観をクレド…と言って作ることが以前はやりましたが、これをつくるワークにもなっていくわけです。


一緒に働きたい人財が決まったら、そんな人がここで働いたら、どんないいことがあるか?…も、書いておきましょう。


◆面接は一緒に働く人がやる

面接は小さい会社は社長自ら。
ある程度の規模になると、部長クラスが行い、2次面接で社長が決定…だと思いますが、当社では、私に決定権はありません。

美容室で募集をしている場合は、美容室のメンバーが面接をしますし、事務所の場合は、事務所のメンバーが面接をします。

そして、共に働くメンバーがOKであれば、採用です。

私はノータッチです。
(少し前までは、私が一次面接をしてOKの場合は現場の最終面接という流れを取っていました。)


一緒に働く人が面接から採用まですれば、文句や不平不満…出ませんよね?

上が勝手に決めるので

「なんで、あんなやつ入れたんだよ…」

なんてことになったりするのです。



さてさて、今回は、これだけで本が書けそうな勢いになってきましたが、多少なりとも参考になりましたでしょうか?

みなさんの会社にともに働く素敵な仲間が増えることを祈っています。



本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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