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Win-winという聞こえがいい言葉に騙されなるな!

ビジネスにおいてWin-winが大切である
これは古くから言われていることなので、当たり前だ。と思う人も多いと思います。
自分が勝ち、相手も勝つ
これは、とても大切なことですが、ある意味当たり前のことでもあります。
たまに「Win-winの関係を築いていきましょう」みたいな営業に出会うことがあります。聞こえはとても良いのですが、そんな簡単な話ではないよ、と毎回思っています。

先行投資をすることの価値

私はWebやPRの仕事をしています。
つまり、お客様にお金を払っていただきWebサイトを作ったり、広告の出稿をしたり、PR(メディアへのアプローチ)をしています。
Webサイト制作はほぼ人件費なので、発生する工数に利益を乗っけてお金をいただく形が多いですが(その人のスキルや経験によって単価が変わるので、金額も変わってきます)、広告の出稿やPRに関しては、広告出稿もしくはメディアへのアプローチをしたから成果が出るというものではありません。
つまり、「成果が出るかわからない」ものに対して、信用していただき、先行投資をしていただくのです。
これは、企業にとってはリスクと捉える企業も多いです。
実際そうですよね。お金が潤沢にある会社でなければ、躊躇します。
しかし、先行投資する必要があるのです。本当に成果がでるかどうかわからなくても、です。

では、仕事を受ける側がどう思っているかというと、
「できることならお金をかけずに成果をだしてあげたい」というのが本音ではあります。
しかし、それは無理なのです。
無理なのに「できますよ」なんて言うことはできません。
成果を出すためにはある程度の先行投資が必要だというお話をします。
そして、先行投資をしていただくからには絶対に成果を出すぞを言う覚悟を持って仕事をします。

そして、成果を出せた時、ようやくWin-winの関係を築くことができます。

本当のWin-winとは

昔言われたことがあります。ビジネスとは、相手が豊かになって、自分も豊かになることなんだと。
今はその意味がよくわかります。

相手が投資するのは仮に広告かもしれませんが、自分に投資してもらっているという意識を忘れてはいけません。
なので、どれだけ経っても勉強は欠かせないし、発展は欠かせません。

そうやって、Win-winの関係の人を増やしていきたい。そう願っています。

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