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『 キッチン 』と、『 今日の人生 』

久しぶりに小説を借りて読んでみた。

吉本ばななさんの『 キッチン 』だ。しかさんおすすめの本は、お弁当に入れるタコウインナーのようなシルエットのかわいらしい本だった。コロナウィルスの影響で、外に出る機会が減っていたので、ちょうど良い読書時間になった。



家族を失った主人公が、一つ年下の青年の家に居候をして、そこで死について、生きることについて感じて、前へ進んでいく話。と、ざっくり概要を書いてみたが、あまりちゃんと説明できていないような気がする。


ともあれ、生活をしていて、身近なところに死に出会うことっていうのは、そう多くはないので、考えるいいきっかけになった。


ぼくもこの本に出てくる主人公と同じで、キッチン( 台所 )という場所は好きな方だ。雑然として使い込まれたキッチンや、隅々まで手入れの行き届いたキッチンも。そこには、人の温もりが感じられるから。

ぼく自身は、キッチンに立つと、「 さて、今日は何をつくろうか 」というワクワクした気分になれる。と言っても一人で食べる分には、あまり大したものをつくっている訳でもないのだが。笑


交換日記ならぬ、交換本で、しかさんには、益田ミリさんの『 今日の人生 』という本を貸し出した。

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一年前くらいに購入して読んだつもりだったが、本の中を見てみると2017年に発行となっていたので驚いた。月日が経つのは、ほんとうに早い。

本を読み終えたしかさんから、しかさんの今日の人生が、丁寧な手紙とともに送られてきた。

しかさんの今日の人生は、とてもほんわかした内容でおだやかな気分になれた。大切なひとの人生を少しだけ一緒に歩んで、嬉しくなった。

今日の人生。