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代えがきく存在

代えがきく存在でありたいと思っている。
ありたいというか、実際そうなのだろう。
私一人がいなくても、この世界はなにも変わらない。

って大きな話をしてもここで終わっちゃうだけなので、もう少し身近なことについて話してみよう。

私はマンガ情報サービス「アル」でライターをしている。
この「アル」では作品を好きな気持ちを全面に押し出すことができるので、「この作品について書きたいです!」というとかなりの確率で採用してくれる。

私の推し作品は『映像研には手を出すな!』(以下『映像研』)である。
何度、この作品について記事を書いただろう。
記事を書くときに感じていた、不思議な感情がある。
「私が書かなければ、この情報は埋もれてしまう」という義務感である。

んなこたないのだ。
冒頭でも述べたように、私ひとりが書かなくても、世界は変わらない。
でも、そんなこと分かっていても、なんとなく背負ってしまう。

そんな気持ちを楽にしてくれたのが、同じ『映像研』推しのライターの存在である。名を「江口ひろ」という。

江口ひろ氏が以下の記事を発表したとき、「あ、自分がいなくても大丈夫だ」と思った。

人によっては、焦ったりするところなのかもしれない。でも、なんだかほっとしたのだ。

こんな感じで「自分の代わりがいるぞ?」というのが分かると、私はとてもほっとする。

それでも私はきっと『映像研』について書くのだろうが、気持ちとしては余裕があるのが嬉しい。

と、今回はライターとしてのエピソードを例に語ってみました。
以上、「自分の代わりがいるとほっとするよ」というお話でした。
これ、子育てとかでも当てはまるかも。

息子がグレて「こんな家、出てってやるよババァ」と言ったあと、「何言ってもいいが大学にだけは行っておけ」と送り出し、旅立つその日に「これ持っていけ」と渡します。