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【ラジオ】又吉直樹さんの関西弁。~「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」より~

 最近よく聴くラジオ番組のひとつにNHKの「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」があります。

 毎週月曜日夜、1時間の生放送に出演しているのはかつて同居していた3人の芸人、又吉直樹さん、児玉智洋さん、向井慧さん。NHKのスタジオで3人はリビングにいるようにリラックスしながら、クスクスと笑ってしまう、ゆるいトークを展開します。リスナーの年齢層も10代から70代(以上)と幅広く、番組内のコーナーに寄せられるリスナーの皆さんのメールやツイートの内容も面白いものがあったり、感動するものがあったりと仲良し3人とリスナーとのやりとりが心地いいですね。

 突然降ってくる天然ボケを持つ?児玉さんと、可愛く厳しい進行役の向井さんもすばらしいのですが、やはりこの番組は又吉さんのボケトークが聴けることが醍醐味だと思います。又吉さんの庶民的エピソードでのあるあるボケ話と思って聴いていたら、いつの間にかエピソードの中にある常識とされるルールを別の角度から見ていて、思わず頷いてしまう…という場面もよくあります。こういうシーンでは児玉さんが「たしかに…」と頷く声も聴けて素直に受け取るピュア児玉さんが出てきます笑。

 けれど私がこの番組を聴きたくなるのは又吉さんの「関西弁」を聴きたくなる、ということもあるのかもしれません。

 住んでいる沖縄の方言も独特ですが笑、関西弁もその地方の使い方でワイルドに聞こえてしまうことがあります。ずっと以前、仕事の打ち上げで関西のみなさんとご一緒したのですが、みなさん全力で笑わせてくれて!とても楽しかったんですがお酒が進むと強く大きな声で「なんでやねん!」「お前アホか!」が連続で出てきて突っ込まれたのですが、この「アホか」への免疫があまり無かった私と並びで座っていた那覇出身の数名は、お店を出る頃にはすっかり疲れ果てていました…。もちろん感じ方は個人差があるのですべての関西弁が~ということではありません念のため。

その経験もあったためか又吉さんが話すこの番組でのゆるい関西弁

「そやな…。」「なんでやろな…。」「それはあかんねんな…。」「俺はゆえへん…。」

などなど、言葉のあとに「…。」が付くような独特な?ソフト関西弁が心地よく、番組を聴いて笑った後にぐっすり眠れます。又吉さんのお父様が沖縄出身とのことなのでこちらに繋がる言葉の発し方・捉え方の持つアイデンティティが近いのかもしれない、と思ってしまうほどです(意味わかります?笑)

 もちろんラジオ用のフィルターがあって舞台や別の番組では又吉さんもワイルド関西弁を話しているのでしょうけれど、又吉さんは話している相手の話を最後まで聴いてから自身の意見を話すというイメージもあります。コロナ禍が落ち着いたら舞台も観たい~ですね☆


しかし、ここまで書いて。これはちょっと又吉さんのこと、ほめすぎかもしれへん…。笑。


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