【コラム】不思議に思うこと ～GOTOトラベル～
お昼休みにテレビを見たら、情報番組で今日現在の新型コロナウイルス新規感染者数と主要都市の緊急事態宣言解除の目安、解除のその後について司会の方とコメンテーターの皆さんが話されていました。
感染症の専門家の方のお話につづいて、政府がGOTOトラベルを段階的に進めようとしている話題になり、ようやく新規感染者数が落ち着いてきたのにオリンピック・パラリンピック前にGOTOを勧めたら、人流でウイルスが観光地に拡散される恐れを考えると、政府の判断は早いのではないか、と出演されている皆さんが「GOTOトラベル実施には反対」と意見が一致しているようでした。
私も新型コロナウイルスの脅威、拡散を抑えるための緊急事態宣言はやむなしと思うのですが、観光業もかなり経済的に厳しい中にいます。観光業界といえば旅行代理店、飛行機・電車、バスやタクシーなどの乗物業、ホテル・旅館の宿泊業、お土産品店などが取り上げられますが、たとえばホテルについて述べると、飲食業と同じようにホテルへの食材の仕入れ業者、客室のリネン類のクリーニング業者、ロビーに飾る挿花業者、宴会イベントの証明・音響業者、宴会コンパニオン、などの業者が関わっています。休業支援金などは不明確です。それぞれの地域で異なるのかもしれませんが。
それは制度が整っていないのでこれから？なのかもしれませんが、不思議に思うのは今日のお昼の番組のようにGOTOトラベルを話題にするときに、観光業界関係者が「コメンテーター」としていない（あるいは少ない）、ということですね…。旅行代理店の担当の方がインタビューに応じられているシーンは見たことがあるのですが、大手の旅行会社の方、航空業の方が生出演されて論戦に交わるなどお話されている様子を見たことはないような・・・（他県の番組で出演されていたらすいません）。出演されて現状を伝えることで何か前に進むのではないか、とも思うのですが。
いずれにしても観光は平和産業です。感染リスクを考えると安心して観光できる日が来ることを願うばかりなのですが、私は新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスのように（現時点で）完全になくなることはまだ無いのではないかと思っています。ウィズコロナでの観光の在り方もまた働き方改革に繋がるのかもしれません。
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