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【エッセイ(ミニ)】スマホが戻る・その2

先日、タクシーに忘れたスマホが手元に戻った、という観光客の方の話を書いて思い出した出来事がありました。


コロナ禍になる前のこと。
仕事の移動でバスに乗ると
信号待ちで運転手さんと乗客の学生?さんの会話が聞こえてきました。
私以外に他の乗客はいませんでした。


お二人の会話は


「午前中に乗ったバスにスマホを忘れて、でもバスの会社に問い合わせたらみつかったんで□□バスの事務所に取りに行くんです。終点まで乗ったら事務所に行きますか?」

「大丈夫よー。行くよー。終点まで乗ったらいいさあね。」

「良かったー。よろしくお願いします。自分、1年くらい前もバスにスマホ忘れちゃって、そのときも運転手さんにみつけてもらったんです。」

「・・あれっ?1年前?自分も1年前にバスで落ちてたスマホをみつけたよ。もしかして名前は・・■■さん?」

「えーっ!そうですそうです!■■です!名前も覚えてもらってたんですか!」

「珍しい名前だからねー笑。今日もみつかってよかったねー。」

「はい!すいません!よかったですー!」

…という内容でした。
その学生さんは1年前も同じバス会社のバスにスマホを忘れて
どうやらそのときもこの運転手さんが対応して
彼の名前(アニメの主人公と同じ名前★)まで覚えていたよう。

不思議な偶然ですねー。

持ち主の名前も憶えているなんてなかなかないですよね(!)なんかすごいタイミングに乗り合わせた(大げさ笑)ような気がしました。

スマホを忘れやすい笑?元気いっぱいの彼は今頃どうしているのかな。卒業して就職したのでしょうか。


コロナ禍の今、

バスやタクシーでも会話は控えないといけないのでこういうちょっぴりドラマのような出来事はより懐かしく思えます。



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