痛風のリクツ〜大人の自由研究シリーズ③〜
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はじめに
私は十年以上高尿酸値で健康診断で引っ掛かっていましたが、今年とうとう痛風発作が2回出てしまいました。
痛いですし、趣味のゴルフ練習や大好きなビールにも影響でていますので、大人の自由研究として患者目線でリクツを調査してみました。
痛風になるメカニズム
痛風になったよ言うとビール飲みすぎ、贅沢しすぎというイメージがありますが、メカニズムはどうでしょうか?
痛風は高尿酸血症により血液中にあふれた尿酸が関節内に尿酸結晶として沈着し、それを白血球が菌と勘違いして攻撃することで関節が炎症して激しい痛みが起こる病気です。
尿酸はエネルギー物質であるプリン体が肝臓で分解されてできる燃えかすです。
尿酸は尿に溶け込んで排出されますが、排出量に対してできる量が多ければ尿酸値が上がります。
プリン体は体内に元々ある核酸の分解や活動エネルギー源であるATPが代謝により合成されます。この体内での合成分がプリン体の9割近くあり、食べ物やビールにより摂取される割合を大きく上回っています。
ということはビールは大丈夫?
確かにビールに含まれるプリン体の影響は実は大きくないことはわかりました。
ということはビールは大丈夫かというとそうは問屋がおろさないリクツがありました。
アルコール分は実は尿酸の合成を促進する働きがあることと尿を酸性に傾かせて、尿酸の尿への溶け込みを妨害して尿による尿酸の排出量を下げてしまうことがわかっています。
つまり、ビール内のプリン体ではなく、アルコールが尿酸値を高めてしまうのです。
肉類、脂肪、糖が尿酸に良くないのも同じリクツです。
痛風痛み対策
痛風の痛み対策は白血球の勘違い攻撃の炎症なので、痛みそのものは対処療法しか無いそうです。
つまり、冷やしたり炎症剤を飲んで炎症を抑える、痛み止めを飲む等で凌ぐのであって、病気そのものを治すものではありません。
ここで注意するのは、これまで尿酸を下げる対策をしていない人が発作中に対策を開始してしまうと炎症が悪化する場合があるとのこと。つまり、尿酸値は下り始めるが痛みが強まることがあるということです。
その為、発作が収まってから尿酸を下げる対策をするのが普通だそうです。
尿酸値対策
(1)アンセリン
尿酸値を下げるサプリメントとしてアンセリンは有名です。
再利用酵素と呼ばれるHPRTという酵素の量を増やすことにより、尿酸が作られすぎるのを防ぐ効果と乳酸を代謝するLDHの量を増やし、体内で発生する乳酸の代謝を促進することで、尿酸の排せつを促すと考えられます。
アンセリン含有ノンアルコールビールまで販売されています。
(2)フェブリク
尿酸の生合成を防ぐ薬です。
内科で処方されます。今私は飲んでいます。
(3) 運動 ゴルフ右足一本足打法
運動不足も尿酸値の天敵です。左足が痛風の残存炎症時の運動不足解消として私は始めました。ストレス解消にもなります。
最後に
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詳細ページのスライドもわかりやすいです。
私の中では痛みの万能薬になっていたファイテンローションですが、痛風にはさすがに効きませんでした。
患者として調査研究したものでバネ指の記事も書いています。
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