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家飲みを楽しむ〜お金ではなく手間をかけて

自分が自炊をしているのは、単に料理が趣味なので、料理したいときにする、食べたいものを食べる、というのが第一です。
栄養バランスも多少考えていますし、経済的にも、殊更贅沢をするわけでもないですが、料理は薬とか医療ではないし、倹約が主目的ではありません。

自炊を継続しよう、という気もさほどありません。Uber Eatsもお惣菜も抵抗はなく、むしろ義務ではないからこそ続けることができています。
「頑張ってるね〜」と知り合いに言われたときは違和感がありました。たまたま好きで続いているだけで、頑張って続けている感覚がなかったので。

色々な食材や調味料を買い込んで大それた料理に挑戦したり、というよりは、お得な食材と家にある調味料で工夫して、日々のおかずや酒のつまみをちょこちょこと作るのが好きです。

写真の日は三連休の最終日。夕方にうたた寝をして、変な時間に起き出してスーパーに行きました。
鮮魚コーナーで、鯛の刺身が半額。それと、ブリ、サーモン、帆立それぞれ2切れずつ入ったパックも半額。

オールフリーでスタートして、日本酒を少し、というのが家飲みの定番パターン。この日もオールフリーと一ノ蔵のサンマル瓶を買いました。

[鯛の昆布締め]
・鯛刺し、昆布、料理酒

☆昆布を料理酒に浸します。1分とか、少しふやける程度でOK。表面の水気を軽く拭き取ります。

☆鯛の刺身を昆布の上に並べます。刺身の場合は昆布で挟まず、片面で十分。昆布の両面に刺身を置いて、ラップで包みます。
スペースがあったので、帆立の半分も置きました。

☆お好みの時間、冷蔵庫で寝かせます。お造りになっていると、昆布にひっついてしまうので、何時間も置かずにせいぜい1時間程度で十分。最初に昆布締めから仕込んで、他の料理を終えたら取り出すくらいでも。

[刺身のりゅうきゅう風]
・刺身なんでも、醤油、みりん、小葱、卵

☆刺身はそのままでも、カットしても。今回はつまみとして長く楽しみたいので、一切れを半分に切りました。ブリ、サーモン、帆立。

☆水:醤油:みりん=1:1:1を混ぜます。酒のつまみなので、わざわざ煮切りません。
カットした刺身を漬けます。時間はお好みですが、10分程度でOK。あまり長く漬けると味が入り過ぎてしまうので。

☆小葱など、好みの薬味を散らし、卵の黄身を落として完成。
東北出身なので、九州で食べられている「りゅうきゅう」の正しい形なのかは分かりません。こういう料理だとは思います。

[きゅうり即席漬け]
・きゅうり、塩、酢、紫蘇ふりかけ

☆きゅうりはスライサーで輪切りに。塩を振ってしばらく放置(10分程度)。しんなりしたら、軽く揉み込んでから水でゆすぎ、ギュッと絞って水気を切ります。

☆酢少々と、紫蘇ふりかけを加えて混ぜればOK。
「ゆかり」って三島食品の登録商標だそうで、今うちにあるのは違うメーカーなので、紫蘇ふりかけと書きました。

帆立の貝柱は昆布締めにしたのを、片方はそのままカット、片方はコンロで軽く炙りました。
柚子胡椒ポン酢と山葵醤油を用意し、帆立と鯛は気分でどちらかにつけていただきました。

りゅうきゅう風も優しい味に仕上がりました。

今回は半額の刺身2パックと、冷蔵庫にあったきゅうりで、ちょっと小料理屋気分。かなり楽しめました。

一流の寿司屋さんの通販とか、お取り寄せグルメもたまに利用して、それはそれで大満足なのですが、そのとき手に入るかぎりの素材でも、工夫と手間次第で大いに楽しめます。

あ、最後に、今回鯛の下に敷いてある大葉、これ「塩大葉」です。
大葉ってそのまま冷蔵庫に置いておくと黒ずんでベターとしてしまいがち。余ったぶんは塩大葉にしています。

[塩大葉]
・大葉、塩
☆軸はついたままでOK。食べる際に気分で除きますが、大葉どうしくっついたのを1枚1枚取るのに、軸があったほうが取りやすいです。

☆ラップに軽く塩(本当に指先でパラリ、くらい)をして、大葉を1枚置きます。その表面にもパラリ、と塩をして、次の大葉をのせます。これの繰り返し。

☆最後の大葉をのせたら、その上にも塩をパラリ。全体をラップでくるみ、両手で挟んでギュッと空気を抜きます。そのまま冷蔵庫へ。

ご飯にのせるもよし、おにぎりを包むもよし。
あるとちょっと嬉しい「塩大葉」、オススメです!

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