「魔法のことば」
感謝の気持ち「ありがとう」は、国をも超える魔法の言葉である。
フィリピンのケアの人達が病院で働いていると書いたが、彼ら彼女らは良くありがとうと言った。
こっちがお世話になっているのにだ。なんか変な感じだ。
だから僕も・・・
「こちらこそ、ありがとね~」と言った。
ここからフィリピンの人達と距離が縮まった気がした。
我が家には、中国人のヘルパーが来ていたのだけど、その彼は日本語が堪能ではなかった。だから日本語を教えるのではなく、彼の母国語、中国語を覚えようと思った。
そうすることで彼との距離が縮まった気がしたのを思い出した。
僕は、聞いた。
「ありがとうは、タガログ語でなんて言うの?」
そうしたら「サラマチョ」と答えたように聞こえた。
「サラマチョ」と僕が言うとゲラゲラ笑いながら「サラマポ」と言ったように聞こえたので、「サラマポ」といい直したら「ポ」ではなく「ト」だよって言われたようだった。
ま~結局はそれに近いことを話せば通じたのでOKなのだ。
笑いながら話せたことが大事だったように思う。
他のフィリピンの方にも「Salamat」を連発した。とてもウケが良かった。
そのうち、僕が「Salamat」と言うと「ワランアヌマン(Walang anuman)」と帰ってきた。
そしてなんて言ってるかわかりますか?と尋ねられ、タガログで、「どういたしまして」だよーって笑って教えてくれた。
つづく
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