あなたは感覚派?それとも理論派? ご質問返答
お久しぶりの更新になってしまいまして失礼いたしました。
もう夏枯れ相場前の最後のチャンス的な匂いがし始めてますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
僕はというと逆張りオンリートレードにしてからしばらく経ち、エントリー精度もかなり研ぎ澄まされてきたことで、成績がかなり向上してきている段階です。
という自分語りはこのくらいにしておいて、本日は、
感覚でトレードを構築すること
ということで早速本編に参りましょう!
まずはご質問内容から・・・
⭐️⭐️⭐️
Hansさん
いつも大変有益な情報発信ありがとうございます。
私は現在デモ口座で5分足・逆張りの練習をしております。
今までは特に明確な根拠もないまま感覚に近い形でトレードを行い、「コツコツドカン」「ハイレバゼロカット」など典型的なダメトレーダーでした。しかしHansさんの記事に出会い、読み進めて勉強していくうちに徐々に自分の悪癖が改善され、自分のトレードスタイルが固まって来ているように実感しています。
さて、今回お尋ねしたいことが2点あります。
いずれも31日のトレード中に疑問に思った事で、その時私は21:30の米指標の発表を受けてのドルストレート(ユロドル・ポンドル)とゴールドの急騰、からの反発を狙っていました。
①エントリー根拠にローソク足のプライスアクション以外の要素をどれくらい考慮するか
私は22:05頃ユロドルとポンドルの高値圏での上髭+停滞を見て25MAまでの反落を狙いほぼ同じタイミングでエントリーしました。しかし、ユロドルは狙いどおり落ちて行ってくれたものの、ポンドルは少し落ちた後に再度高値を突き抜けてい強い値動きで損切となりました。
後で振り返ってみると「ユロドルは前日高値を抜けた後しっかりとトレンドが出ていた半面、ポンドルはエントリー位置が前日高値付近でありまだトレンドが出たばかりだった?」「ユロポンドで見たら明らかにポンドが対ユーロで買われていた」のではないかと思いました。
Hansさんは以前記事で「値動きに理由がないことを受け入れる」とおっしゃていましたが、上記以外にもドルインデックスや米金利など、ローソク足のプライスアクション以外の要素はエントリー時に考慮していないのでしょうか?
②ゴールドの反発が急な場合のエントリー
同じく米指標後にゴールドでのトレードで、確定足で反発が出ないか監視していましたが、2360付近での反転は5分足一本で50pipsほぼ一直線であるなど、一本一本の足が長く「損切がでかくなりそう」「下げが急だから突然大きなリバウンドが入りそう」などと考えてしまいエントリーを躊躇してしまいました。大きなリバウンドを繰り返しながらも結局は想定通り下げていったため、やはりそういった場面で取れないと収益を大きくすることはできないなぁと痛感しました。是非、値動きが早いときの逆張りにおいてアドバイスをいただけると幸いです。
長文&複数質問で大変恐縮ですが、ご回答頂けそうな所だけでも、回答頂けると幸いです。よろしくお願い致します。
⭐️⭐️⭐️
それではご回答になります
それでは上から1つずつお答えさせていただきます。
まず、「感覚でトレードをしてきてしまった」という点。悪く書かれていますが、感覚でトレードすること自体は何にも悪くないんですよね実は。
僕も皆さん向けに記事を書いている時はできる限りいろんな要素を言語化していますが、
僕のトレードはもともとかなり感覚的に構築されてきました。
それに加えて結果が伴ってきた時に、後付けで明確に理論化できそうなものがあればその都度確認していく。感覚でのトレードがいけないのではなく、
結果がしっかり出ているのかどうか。でていないならどの点で感覚のチューニングが必要なのか。これをしっかりやらなければいけないんです。
僕も気づかないうちに利確を欲張ってしまったりするわけで、それを自身で理解しその都度チューニングしているわけです。
逆に無理して理論を先行させるとなんかしっくりこないトレードと付き合っていくことになります。結局は自身の性格、特徴に合わせたトレードを構築することがメンタルケアの点でも重要なので、そういう意味でも何でもかんでも理論化すれば良いというわけではなく、ある程度感覚によるトレードの構築があっても良いと思います。
「なんか長く保有するのはソワソワして嫌だなあ」
「なんか保有時間短い方がうまくいくな」
「なんか順張りってやりにくいな。逆張りの方がやりやすい。」
そうやってまず感覚的な感触があって、そこから理論的にその理由を探していく。それが僕のトレード構築の工程です。その方が自身にあったトレードを構築しやすいと思います。
そのチューニングの過程で僕の記事が少しでも参考になったのあれば非常に光栄です!
エントリーの基準として重要なもの
まずポンドドルとユーロドルの同時エントリーのご質問から参りましょう。
まず指標後の爆上げを我慢して逆張り狙いに注力し、そのポイントまで我慢できた点、素晴らしいと思います。
「逆張りだけ狙うぞ!」と思っていても、実際に勢いよくトレンドが爆伸びしている場面を見ると、危険だとわかっていても順張りを我慢するのが大変だったりするんですよね。
安定性を求めるトレードでは基本的に指標発表直後の動きは相当明確なファンダメンタル要素がある場合以外は無視して、その後のリバウンドなり後から来る波を狙った方が安全ですので、その点でも賢い選択だと思います。
そんなこんなでご質問者様は25SMAあたりまでの利確を目標にエントリーしたわけですが、ポンドドルとユーロドルで明暗が分かれる動きをしてしまいました。
ユーロドルがゆっくり値段が降りた一方、ポンドドルは同じところから更に上昇してしまったという場面になります。
今回のご質問は、
「ロウソク足のプライスアクション以外を考慮していればもしかしたら避けられたのではないか?」
この部分になります。
まずご質問の中で言われてるものの中で考慮に入れているもの、それは、
米の政策金利。いわゆる短期金利と呼ばれるものですね。
最近はコロナ後のインフレを抑えるための利上げ関係のニュースが色んな所で報道されていますね。
ちなみになんですが金利関係や米国の市場ニュースはこの方が結構早いスピードでまとめて下さるので、日本語で読みたい方は結構おすすめです。
政策金利を頭に入れておく事は重要です。なぜかというと、
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