自分の小さな箱から脱出する方法
全米でベストセラーとなったビジネス書。
フィリピン駐在時代、知り合いに進めてもらい、本書を読んでみた。
もっと行動力をつけたい、チームで成果を出したいと思っている方、特に身近な家族との関係を改善したい人にお勧めです。
本に出合った時は、初めての家族も帯同での海外駐在で、社会人大学にも通っていて日々忙しく、せっかく日本から付いてきてくれた家族との関係はあまり良好とは言えませんでした。この本で出会ったのが、“自己欺瞞”という概念。
自己欺瞞とは、自身の行動を正当化するため、自らを欺き周りに諸悪の原因を探す状態のこと。自身の問題に蓋をして、うまくいかないのは周りのせい、という歪んだ解釈がトラブルを引き起こしているとしたら?
この本、自己欺瞞の状態を「箱」の中にいると表し、中にいる人と外にいる人が周りに及ぼす影響の違いや、「箱」から出る方法についてストーリー仕立てで展開している。
自分が思っている以上に、自分の考えや感情は相手に伝わっている。
逆にやりたい、やってあげたいと思う自分の気持ちを素直に受け止め、行動に移すことができれば、自己欺瞞に陥ることなく、自身を正当化せずに済みます。
読了後、行動改善していくことで、家族からは『話しかけやすくなった』と言ってもらえました。
自己欺瞞という概念との出会いは凄く大きく後の人生に役立っています。
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