イグBFC4の感想16〜20

はんぺんたです。
イグBFC4の感想の続きです。
いろいろと忙しくて更新ゆっくりめですが最後まで続けます。


16.季語警察

 すごく面白かったです! いろいろな警察があるんですねぇ。この主人公の季語警察ぶりは徹底していて、本人が大真面目であるからこその可笑しさがありますね。
 他人の季語の使い方にやたらと厳しい主人公の句には点がほとんど入らない……というところもリアルを感じて苦笑せずにはいられない。
 だれにも頼まれてない季語警察として殉職しても、きっとまわりの人たちにはそう思われないので、安静にして回復されますように。そして、熱中症対策はちゃんとするように叱りたいと思いました。


17.うたが生まれる

 めちゃくちゃ良いお話でした! きっと歌詞がアホってことなのかもしれませんが、私にはそれもすべて飼い猫への深い愛に溢れたものに感じられました。
 私は以前、犬を飼っていたのですが気持ちがすごくよくわかります。犬を前にすると「おちり」とか赤ちゃん言葉になってしまうんですよね。犬と過ごした日々のことを思い出しました。
 まさかイグでこんなに泣きそうになるなんて……。


18.ドライ=もん(戯曲)

 これはアホ楽しい。最初と最後にあるテンポのいい掛け合いも楽しいし、作中作も面白い。ノヴァタって名前だけでも面白すぎて好きです。
 ドライ=もんの見た目がキアヌ・リーブスなのも、名前と見た目のギャップを想像すると面白すぎますね。全然ミッション完了してないし。
 子どもの頃、ドラえもんがうちに来てくれたらいいのになってよく想像していましたが、ドライ=もんには来てほしくないですね(笑)



19.消されえぬ記憶

 めちゃくちゃ面白かったです。前書きからして、アホが溢れていて笑ってしまう。1000枚を3枚にって圧縮しすぎでしょ、とツッコまずにはいられなかったです。
 圧縮されたため会話だけで進んでいくんですが、その会話自体もプロの漫才を聞いているようなテンポの良さと面白さを感じました。反町隆史と松嶋菜々子はズルい(笑)
 そしてオチも見事だなぁと思いました。とても素晴らしいイグを浴びることができました。


20.自称美しい人たち

https://ncode.syosetu.com/n2309gv/


 自称美しい人たちの日常のひとコマを切りとったお話ですね。母娘の会話がほのぼのイグ。
 作為的なものを感じず、自然な会話なはずなのにイグ味がすごい。また新しいイグの形を見せていただいたなぁと思いました。
 










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